首都ハバナで、レイズのコーチとキューバの往年の名選手たちが合同で地元の小学生を指導する野球教室が開催された。
アメリカ合衆国のオバマ大統領は20日、現職大統領として88年ぶりにキューバを訪れ、歴史的な訪問を開始した。
大統領専用機がキューバの空港に着陸するとすぐに自身のツイッターで「キューバ、元気かい」とスペイン語で投稿。その事はSNSなどを通して世界中に配信された。
.@POTUS and Derek Jeter, cool customers: https://t.co/qyTY6UKgTX #MLBinCuba pic.twitter.com/R5W9wzRiWn
— MLB (@MLB) 2016年3月22日
これに合わせてキューバに近い地域、フロリダ州でフランチャイズ展開するMLB(メジャーリーグ機構)の球団タンパベイ・レイズが、キューバの首都ハバナでキューバ代表と親善試合を行った。
さらに、この歴史的ともいえる親善試合を前に、21日には、MLBとキューバ野球連盟が合同で「少年野球教室」を開催している。
このイベントに参加したのは、ハバナ市内の9歳から10歳のクラスの少年野球大会で上位に入った4チームの合わせて約60人。
各チームごとに、レイズのコーチとオマール リナレス氏などの元キューバ代表選手たちが1人ずつサポートして、バッティングやピッチング、そして守備の指導を行った。
MLBと選手会は昨年12月にも、キューバを親善訪問する活動を行っている。その時は、アブレイユ内野手(ホワイトソックス)やプイーグ外野手(ドジャース)ら、亡命後初めて故郷に戻った現役選手が野球教室を開催した。
Now you are in Havana, too. pic.twitter.com/U59vPzlxai
— Jesse Sanchez (@JesseSanchezMLB) 2016年3月22日
なお、歴史的一戦となるキューバ代表チームとタンパベイ・レイズとの親善試合は日本時間の23日2時30分から始まった。
試合前のセレモニーにはヤンキースの元スター選手、デレク・ジーター氏らが参加。MLB球団がキューバで試合を行うのは1999年のオリオールズ以来となる。