MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

田中将、メジャー復帰決定。「彼はシアトル行きのフライトに乗るだろう」ヤ軍監督

ヤンキース田中将大が帰ってくる!

 

右手首の炎症と前腕部の張りのためDL入りしていたヤンキース田中将大のメジャー復帰が決定しました。

 

6月2日、もしくは3日の敵地シアトルでのマリナーズ戦に先発することをジラルディ監督が明らかにしています。

 

田中は、27日に傘下3Aスクラントンで実戦登板。ポータケット相手に3回4安打、1本塁打を被弾し、失点3と不安の残る内容だった。

 

ニューヨーク・ポスト紙などでは「体は大丈夫そうだが、メジャーで今すぐOKといえるほどのパフォーマンスではなかった」とし、ジラルディ監督も「キャッシュマンGMと関係者と相談するが、まだ決めていない」と復帰は明言していなかった。

 

MLB公式サイトでは、指揮官の「彼は今夜フライトに乗るだろう。我々は明日、状況を精査する。今日、問題はなかったので、彼が大丈夫であることを確認するつもりだ。現状をどう感じているか、直接の話し合いを持つ。私は彼がシアトルで先発できることを願っている」とのコメントを伝えている。

 

田中は試合後の会見で「僕自身は下で投げられているので、上(メジャー)で投げても問題はないと思う」と回復を強調。一夜明けた28日朝、「(登板翌日も)腕は大丈夫大です」と報告したことから復帰が決まったという。

 

ア・リーグ東地区は開幕前に予想されたように混戦状況が続き、ヤンキースも4連敗のあと1勝を挟んで6連敗。5月は12勝14敗と負け越している。

 

ロイヤルズ戦に3連勝してなんとか首位を奪い返したが、首位から最下位レッドソックスまでは4ゲーム差。

 

田中の復帰には慎重論もあるが、この混戦状態が左右しているのかもしれない。登板すれば4月24日のタイガース戦以来になるが、80球がめどという報道もあった。

 

ピッチャー有利といわれるシアトルのセーフィコフィールドは、昨年6月11日以来のマウンド。その時は9回を完投し奪三振11、被安打6、失点2で勝ち投手(10勝目)になっている。