MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

チャリティーマラソン 走れない人のために走ろう!脊髄損傷の治療研究

 WINGS FOR LIFE WORLD RUN 高島大会 

 

ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン」

 

 

脊髄(せきずい)損傷の治療研究の資金集めを目的としたチャリティーラソンウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン」が3日、滋賀県高島市で開かれた。同大会は日本で初開催。

 

このマラソンは、5月3日(日)20時に、オーストリアアメリカ、オーストラリア、ブラジルなど世界6大陸33ヶ国35ヶ所の会場で同時にスタートするランニング・イベント。

 

 

ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン1 

 

 

ゴール地点はなく、キャッチャーカーに追い抜かされた時点でゴールになるので、走行距離はランナーによって異なるという。走った距離が世界で一番長かったランナーが優勝する。

 

大会参加費(日本は5000円)の全額と同額が、脊髄損傷の治療研究の支援のために送られる。

 

日本会場では、アンバサダーのレーシングドライバー小林可夢偉氏をはじめとする多くの著名人や、滋賀県三日月知事、高島市福井市長も参加した。主催者の発表によれば、会場の滋賀県高島市には各地から約2千人の参加者が集まりました。

 

 

ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン」の特徴

 

①世界6大陸で同時スタート!

大会は世界6大陸35カ所以上の会場で開催し、その全会場で同時刻にスタートします。そのため、早朝スタートの会場もあれば、深夜スタートの会場も。日本のスタート時間は20時です。←ナイトラン

 

②ゴールが追い掛けてくる!?

大会のコースは100キロ設定。距離の長さも特徴ですが、スタート30分後からキャッチャーカーと呼ばれる追跡車が走り出し、ランナー達を追い掛けはじめる事も特徴のひとつ。

 

参加者にはあらかじめデジタルチップが渡されており、キャッチャーカーが参加者を追い越すと車に搭載されたセンサーがチップを読み取り、参加者はその時点でレースが終了します。

 

そして世界中のコースで、最後に追い抜かれた参加者に世界チャンピオンの称号が与えられるというユニークな大会。

 

③コースは自然豊かな琵琶湖岸

会場の滋賀県高島市は、琵琶湖の北西岸に位置するため日本海にも近く、古くから京都や奈良の都を結ぶ“鯖街道”とよばれた若狭街道沿いに里が開ける山と琵琶湖に挟まれた四季の折々の変化に富む美しい景観スポットが多く存在します。

 

ランナーたちは、高島市の中心にある今津総合運動公園からスタートし、湖のほとりを走りながら、約500本のメタセコイアの植えられた並木道や美しい水辺の風景を楽しむことができる。

 

④脊髄損傷治療法の研究のために

この大会は脊髄損傷治療法の発見に取り組む研究に対して資金援助を行う非営利の財団「Wings for Life」をサポートするために行うイベントです。大会参加費全額と同額がWings for Life財団に研究助成費として寄付されます。

 

第1回大会を開催した2014年度は全世界で、3百万ユーロ(約4億4千万円)以上の資金が集まりました。