MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

元メジャーリーガー大家友和がBCリーグに復帰!

 

ここに一人のサムライ・メジャーリーガーが日本球界へ戻ってきた事を報告します。

 

MLBボストン・レッドソックスなどで活躍し、メジャー51勝をマークした大家友和が一昨年プレイしていたBCリーグ富山GRNサンダーバーズに復帰しました。

 

大家といえばもうすぐ39歳。帰国してNPBの横浜時代の2010年は7勝(9敗)を挙げたものの11年は0勝6敗、防御率6.89で戦力外に。その年の秋に右肩を手術した。

 

大家が右肩にメスを入れるのは、これが2度目。04年6月にもピッチャー強襲のライナーを右腕に受け、複雑骨折の重傷を負っている。腕にボルトを埋め込むなどの修復手術を受けた。その年の9月には復帰したが、2度の手術を乗り越えて彼はマウンドに立っている。

 

それだけを見てもこの男の野球好きがわかる。そして、日本では珍しいナックルボウラーへと変貌を遂げ富山でプレイ。何かたくまし過ぎて、それをニュースで知った時には吹き出しそうになりました、いい意味で面白い男だと思いました。

 

昨年は、ブルージェイズのスプリングトレーニングに招待選手として参加しましたが、結局マイナーへ。何度か紹介したとおり40人枠契約者とそれ以外の「ノンロースター・インバイティー(non-roster invitee)」とは、開幕25人枠に残れる確率は雲泥の差。結局、川崎や松坂でさえマイナースタートになっています。

 

大家もそれは分かっていて3月22日にFAになった後は独立リーグ・アトランティックリーグのブリッジポート・ブルーフィッシュのスプリング・トレーニングに参加。2014年4月23日にブリッジポートと契約しました。

 

この球団、独立リーグとはいえシーズン中でもメジャー傘下のマイナーやメキシコリーグに選手を供給するレベルの高い球団らしい。そこで、26試合に先発し7勝12敗、防御率5.14、157.1イニングを投げている。

 

アメリカでのキャリアが長い大家だけに戦力外通告=クビではない。きのうまで一緒に野球をしていたチームメイトのロッカーが、次の日には空っぽになっていることなんて日常茶飯事の世界。

 

野球選手をクビになったわけではない、チームとFA(フリーエージェント)になっただけ。彼にとっては、次に羽ばたくことを意味しているかのようだ。

 

サムライ野球人・大家友和。注目です。ちょっとだけですけどね、注目です。