田中将大が8回1失点で8勝目!
11ゲームで驚異のQS100パーセント
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | |||
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MIN
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1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 1 | |
NYY
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0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | x | 3 | 12 | 3 |
W:Tanaka (8-1) SV:Robertson (12)
L:Duensing (1-2)
ヤンキースの田中将大投手は、本拠地でのツインズ戦に先発。8回を投げて4安打1失点9三振の好投。自責点0でメジャーで唯一となっているクオリティースタート率100%(11試合)を継続し、8勝目を挙げた。
5回ごろから大粒になった雨に制球を乱されるシーンもあった。6回まで毎回走者を背負う苦しいピッチング。今季3回目となる1ゲームで2四球を与えた。
とくに序盤は立て続けにピンチを迎える苦しいマウンドだった。初回にはケリー・ジョンソンのエラーで先頭打者のブライアン・ドジャーが出塁、暴投で2塁への進塁を許す。
その後、2死3塁となってから、ジョシュ・ウィリンハムに92マイル(約148キロ)の外角への速球をライト前に運ばれ、先制を許した。
2回には1死2塁とされながら、ジョスミル・ピントを遊ゴロ、アーロン・ヒックスを空振り三振に仕留めた。
3回は、無死1塁から一ゴロをチャレンジで安打へと変更され、再び暴投で無死2、3塁とピンチが広がる。しかし、ここから持ち味の粘りを発揮。ジョー・マウアーを空振り三振、ジョシュ・ウィリンハムを二直に仕留めると、最後はオズワルド・アルシアを外角低めへの直球で見逃し三振に切って取った。
1回裏、無死満塁のチャンスで無得点に終わったヤンキース打線だったが、4回には、ようやく田中の投球に応える。2死からヤンガービス・ソラルテのソロが飛び出し、同点に追いついた。
5回途中には、メジャー初黒星を喫してレギュラーシーズンの連勝記録が止まった5月20日のカブス戦と同じように激しい雨が振る場面もあったが、この日の田中は崩れなかった。5、6回はいずれも走者を出しながら、後続を併殺に打ち取り、傷口を広げなかった。
7、8回は2イニング連続で三者凡退に抑え、106球を投げて自責点0の快投。
この日もスターターとしての役割を十分に果たした。8回裏、ヤンキースはマッキャンのタイムリーで勝ち越し。
その後、強い雨のため試合は一時中断となったが、ヤンキースは、さらに1点を追加。9回裏をクローザーのロバートソンが締めて、田中は8勝目(1敗)を挙げた。スタッツはリーグトップの防御率2.06、WHIP 0.95と上昇している。