MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

イチローはスーパーサブ? ショッピング(補強)シーズン本番のメジャーリーグ

 大リーグも例年、「Thanksgiving Day」(感謝祭)の休暇が明けると、クリスマスの「Happy Holidays」まで、恒例のショッピングシーズンが始まる。

 

返品できることを良いことに買いまくるのが、アメリカの消費者傾向だが、選手の獲得(補強)となるとそう簡単にはいかない。

 

11/26のブログでも書いたが、名ゼネラルマネージャー(GM)としても名高いタイガースのデーブ・ドンブロウスキーとレンジャーズのジョン・ダニエルズGMらの腕の見せどころ。

 

MLB移籍情報

 

 

来週は、オーナーからマイナーリーグ関係者まで一堂に会する一大“ジョブフェア”であるウィンターミーティング(12月9~12日、フロリダ州オーランド)が開かれる。

 

個人的には、日本人選手の動向だけが気になります。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが早くもエルズベリー外野手の契約を決めた。グランダーソン外野手との再契約もあるという見方が強い。そうなればヤンキースの外野陣はどうなるのか。

 

 

ヤンキースイチローを放出するのか!?

 

シーズン終了時点で、ヤンキースの外野には、ブレット・ガードナー、アルフォンソ・ソリアーノ、バーノン・ウェルズとイチロー鈴木の4人の支配下選手がいる。

 

それにエルズベリーとグランダーソンを加えると6人になり、1人~2人がリリースされることは確実。

 

 

 

 

ニューヨーク・ポストなどは、「ヤンキースイチローのトレードを模索するだろう」とみている。ウェルズが先になるだろうが、その次はイチローになるという。

 

先日も友人がイチローのことを「控えの外野手」とハッキリ言っていた。辛口な人はそう言うだろう。

 

控えの外野手だとすれば、これだけの選手は、なかなか探してもいない。守備範囲が広く、俊足で、もちろん1番も打てる。

 

外野のレギュラーを休ませたいとき、あるいはケガをした時、どのポジションでも守れるので、その穴を埋められる。

 

その質を落とすことなく代打、代走、守備固めとして使える。オフェンス、ディフェンス両面で使える選手がイチローだ。

 

キャッシュマンGMとジラルディ監督の構想には、そんなイチローが入っていない。40歳という年齢、打率2割6分2厘。出塁率2割9分7厘という今季の数字だけを見れば、現実はそんなシビアなものになるのか。

 

スタメンでも、まだまだやれるイチローに期待したい。あと200ちょっとでメジャー3000本という金字塔もある。

 

見ているファンはそう考えてしまうが、いまのイチローは「都落ち」してでも他の球団で記録を作りたいという考えもなさそうだ。「スーパーサブとしてのイチロー」だと3000本は遠くなる。