MLB2013 ALCS
8回 “ビック・パピー” 満塁同点弾炸裂!
レッドソックスがサヨナラ勝ち!!
Detroit Tigers 5
Boston Red Sox 6
◇American League Championship Series
@ボストン フェンウェイパーク
ア・リーグの優勝決定シリーズ(ALCS)の第2戦は、ボストンのフェンウェイパークで行われ、レッドソックスが6対5でサヨナラ勝ちしシリーズの対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。
昨日のサンチェスに続いてタイガースの最多勝男マックス・シャーザーに5回まで手も足も出なかったレッドソックス。
6回2死からビクトリーノがチーム初安打となるレフト前安打で出塁すると3番ペドロイアのタイムリーツーベースで、1点を返すのが精一杯の展開。
■劇的なフェンウェイ劇場
7回を終わって4点のビハインド。しかし、打者有利のフェンウェイパークでは、やっぱり4点差ぐらいではセーフティリードとはいえなかった。
8回裏。塁を埋めた満塁の場面で、この日の“主役”登場―。
2死満塁から4番デービット・オルティーズの一振りが、ライナー性の大飛球で右中間方向へ。ライトのハンターがフェンスに飛び込んで得意のホームランキャッチをするかに見えた打球は、グラブをかすめて突き刺さった。
熱狂するボストンファンの思いを乗せた満塁同点弾。ゲームのモメンタムを完全に引き寄せた。
9回は、その勢いでタイガースの繰り出す中継ぎ陣を攻めて、無死満塁からサルタラマキアが三遊間を抜くレフト前ヒットを放ち劇的勝利で試合を決めた。
タイガースの先発シャーザーは7回2安打13奪三振の好投だったが、不安視されたリリーバー、とくにクローザーのベノワが打たれたのは、シリーズの今後に響きそうだ・・・
レッドソックスは、風雲急を告げる展開で「急に告げられた」という上原が同点の場面で登板。相手打者をセカンドフライ。空振り三振。詰まらせたショートフライと完璧に抑えて、最終回のサヨナラ勝ちに望みをつないだ。結果、ポストシーズン初勝利が上原についた。
シリーズは、1日の移動日をはさんでデトロイトで3戦目が行われる。