メジャーリーグは水面下でのストーブリーグがいよいよ表面化してきている。トレード市場も気になるが、ここではフリーエージェント市場の動きを簡単に紹介したい。
MLB移籍情報
カブスとコディ・ベリンジャー外野手は2500万ドルのミューチュアル(相互)オプションを破棄。
ブルージェイズとウィット・メリフィールド内野手は1800万ドル、ホワイトソックスと先発右腕マイク・クレビンジャーは1200万ドル、ブリュワーズと左腕ウェード・マイリーも1000万ドルの同オプションを破棄した。
すでに紹介したが、レッドソックスのジャスティン・ターナー内野手は選手側に選択権のあるプレーヤーオプションを破棄しFAとなった。
球団側に選択権のある球団(クラブ)オプションは、ホワイトソックスが抑えのリアム・ヘンドリックス、フィリーズがスコット・キングリー内野手、カブスが救援右腕ブラッド・ボックスバーガーに対して行使したので、それぞれFAになった。
ホワイトソックスはティム・アンダーソン内野手のクラブオプション(年俸1400万ドル)を破棄したことを発表した。
The White Sox have declined Tim Anderson’s 2024 club option, the team announced.
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) November 4, 2023
He is now a free agent. pic.twitter.com/WudhJXATdW
レッズのジョーイ・ボットーもFAに
レッズも球団生え抜きのジョーイ・ボットー内野手の来季のクラブオプション(年俸2000万ドル)を破棄したことを発表している。
ボットーにはバイアウト700万ドルが支払われるが、2002年の入団からレッズひと筋のフランチャイズ・プレーヤーもオプションを破棄され40歳で初のFAになった。
ストローマンがオプトアウトの権利を行使
また、カブスの先発右腕マーカス・ストローマンがオプトアウトの権利を行使してFA市場にでてくる。
ストローマンは3年7100万ドルの契約でカブスに加入し、1年2100万ドル分の契約を残していたが、FAになることを選択した。
ストローマンは32歳。メジャー9年目の今季は、27試合(うち25先発)に登板して136.2イニングを投げ、10勝9敗、防御率3.95、119奪三振を記録。FA市場でも評価の高い先発投手だ。
とくに前半戦で素晴らしい活躍を見せ、キャリア2度目のオールスター・ゲームにも選出された。
Josh Bell Exercises Player Option With Marlins https://t.co/8izZrypX9N pic.twitter.com/t90EDDcUA5
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) November 5, 2023
逆のパターンもありマーリンズのスイッチヒッター、ジョシュ・ベルは2024年シーズンのプレーヤーオプション(年俸1650万ドル)を行使して残留を選んだ。