レッドソックスの吉田正尚とブルージェイズの菊池雄星の日本選手によるメジャー初対決が実現した。
MLB2023
吉田正尚vs.菊池雄星 5号ソロを放った吉田に軍配
7年前、オリックスの新人だった吉田のプロデビュー戦となった2016年3月25日の開幕戦の相手投手が西武時代の菊池だった。
それ以来、NPBでの対戦成績は26打数3安打の被打率.115、本塁打0、奪三振6と菊池は吉田をカモにしていた。
そのデータのためか、左対左だったこともあってか、吉田は「6番・DH」でスタメン出場だった。
2回の第1打席はセカンドゴロ。そして4回の第2打席、吉田は菊池が投じたカウント3-1からの5球目、フロントドアからやや中寄りに入った95.3マイルの4シームを見事にとらえた打球はフェンウェイパークの右中間最深部に吸い込まれた。
Masa knows how to extend a hit streak! pic.twitter.com/Zl7i9cdAA4
— Red Sox (@RedSox) May 3, 2023
Masataka Yoshida vs Yusei Kikuchi#DirtyWater
— Would it dong? (@would_it_dong) May 3, 2023
Home Run (5) 💣
Exit velo: 103.1 mph
Launch angle: 34 deg
Proj. distance: 392 ft
This would have been a home run in 15/30 MLB ballparks, but not at Rogers Centre
TOR (0) @ BOS (3)
🔻 4th pic.twitter.com/NsDxvu6Vtk
日米をとおして菊池が吉田に打たれた初本塁打だったが、これで吉田は連続試合安打を「12」に延ばした。
吉田は「なかなか日本では打てなかったので、アメリカで対戦できてよかった。今年凄く(菊池の)状態が良いと思うし、その中で1球で仕留められたのは良かった」とコメントしている。
吉田は5回にも二番手のザック・ポップからレフト前タイムリーを記録。今季10度目のマルチ安打でこの日は3打数2安打2打点だった。
レッドソックスは7対6で逆転勝利。その勝利に吉田のバットが貢献している。
これで打率も.298に上昇。これはチーム2位(100打席以上)。打点19もチーム2位(同)。OPS.902もチーム2位だ(同)。
一方、菊池は4.1イニング93球、被安打9、被本塁打2、奪三振2で今季の防御率4.02とやや悪化した。
変化球の制球が悪かったようでカウントを悪くしてストライクを取りにいったストレートを狙われたと自己分析していた。
吉田との対戦には「カウントを悪くして真っすぐを狙い打たれたっていう形だと思うんで。フォアボールはなかったですけど、カウントを悪くする機会が多くて、真っすぐを狙われてしまったかなという印象です」。今季は好調でここまで6試合で4勝0敗。
崖っぷちの状態でスタートしたが、ここまで先発ローテーションを支えている。
大谷は休養日、明日はヌートバーとの注目の対戦
大谷翔平は、4月13日以来、今季2度目の完全休養日だった。明日は今季7度目の先発登板が予定されている。セントルイスでの対戦では、WBCで同じ日本代表として戦ったラーズ・ヌートバーとの注目の対戦が予定されている。
エンゼルスは4連勝をかけて戦うことになるが、大谷が勝てば開幕から5連勝。
しかし、初の敵地セントルイスのブッシュスタジアムだ。慣れないアメリカ中西部の気候や慣れないマウンドが投球にどう影響するか、大谷が克服するものは試合以外でも多い。
ネビン監督は「登板前に2日間休養を与えると、どうなるか見てみよう。私が提案して話し合って決めたこと。この提案を受け入れてくれた」と話していたというが、大谷の敵は過酷なスケジュールだけではないような気がする。
とにかく、大谷も対戦するヌートバーも無事にシーズンを乗り切ってほしい。
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