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【MLB移籍情報】トレード市場に動き メッツが左の長距離砲追加

 

トレードデッドラインが近づく中、10月を戦うチームは、場合によっては複数のピースを追加するなど足りない部分をアップグレードする必要がある。

 

 

フラッグディール・トレード情報

 

 

現地時間7月22日、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者が伝えたところによると、メッツがパイレーツから左打ちのスラッガーダニエル・ボーグルバックを獲得した。

 

 

個人的にはマリナーズのプロスペクトだった頃の印象が強いボーグルバックだが、2019年には自己最多の30本塁打をマーク。初のオールスター・ゲームにも選出された。

 

左投手を苦手としているものの対右投手には今季も打率.260、12本塁打、27打点、OPS.897の好成績を残している。

 

 

メッツでは、指名打者(DH)や正一塁手のピート・アロンゾを休ませるときの交代要員としての起用が考えられる。

 

チーム打率でMLB30球団中6位のメッツだが、本塁打数では同17位と物足りない。パークファクターとの関連性もあるので、本塁打数だけでは判断できないが、長距離砲を追加して戦力に厚みと迫力を付けたかったのかもしれない。

 

 

 

 

一方、メッツから交換要員としてパイレーツに移籍するのは26歳の救援右腕コリン・ホルダーマン

 

MLB.comによると今季の5月にメジャーデビューした投手で、ここまで15試合に登板して17.2イニングを投げ、4勝0敗、1ホールド、防御率2.04、奪三振18とそこそこの数字を残している。

 

メッツはナ・リーグ東部地区首位で前半戦を折り返した。ヘイマン記者によるとメッツはオーナーのスティーブ・コーエン氏がメジャー最高の資金力を有しているだけに、今回の補強だけではなく今後もフラッグディール・トレードに動く可能性があるという。

 

ナショナルズからの4億4000万ドルのオファーを断ったフアン・ソト外野手大谷翔平エンゼルス)といった超大物選手の獲得に乗り出す可能性も十分に考えられ、今後も目が離せない球団だろう。