MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

筒香DFAなどトレードデッドライン以降のトランザクション

 

メジャーリーグの夏の風物詩ともいえる「フラッグディール・トレード」だが、Baseball Trade Valuesというサイトの調べでは、6月からデッドラインまでに52件のトレードが成立。残り24時間を切ってからでも27件のトレードが成立した。

 

その動きは一部だけ紹介したが、ここではトレードデッドライン以降のトランザクションを紹介していきたい。

 

 

メジャーリーグ移籍情報

 

パイレーツが筒香嘉智DFA

 

個人的に気になる選手だけを紹介したい。パイレーツが筒香嘉智DFAを発表した。

 

DFAとは、ロースター40人枠から外す措置を球団側がとったということだが、事実上の戦力外通告だ。

 

 

メディアによればパイレーツはこの日、救援投手のデービッド・ベッドナーを負傷者リスト(IL)に入れ、ヨハン・ラミレス投手とトゥクピタ・マルカーノ外野手の2名をメジャーにコールアップ。その1枠を開けるために筒香DFAとなった。

 

筒香の年俸(単年400万ドル)は保証されているが、仮に他の球団が数日内にクレームを入れれば筒香の残りの年俸を日割り計算で負担して獲得できることになる。

 

ただし、ここまで50試合に出場して打率.171(170打数29安打)、本塁打2、打点19、出塁率.249、長打率.229、OPS.478では、どの球団からも声はかからないだろう。

 

日本のプロ野球では実績ある選手なので、広島でプレーする秋山翔吾のようにNPBの球団からオファーを受けて日本に帰ってプレーする可能性が高い。

 

筒香だけではない。ガーディアンズは現地6日、2019年に自己最多の37本塁打を放ったフランミル・レイエスDFAを発表した。

 

メジャー5年目のレイエスは、ここまで70試合に出場して打率.213、本塁打9、打点28、OPS.603と不振だった。

 

カーショーが今季2度目の負傷者リスト

 

ドジャースの球界を代表する左腕であるクレイトン・カーショーが8月3日から15日間の負傷者リスト(IL)に登録された。

 

カーショーは34歳。腰に持病があるのは有名で、これまでもたびたびIL入りしているので、ドジャースでは想定内だろう。10月のポストシーズンにむけての温存措置かもしれない。

 

今季ここまで15試合に先発して85.1イニング、7勝3敗、防御率2.64、88奪三振を記録している。

 

カーショーは5月中旬から約1カ月、右の仙腸関節の炎症で戦列を離れており、IL入りするのは今季2度目。

 

ドジャースはトレード・デッドラインで先発投手の補強を行わなかったが、それでも8月1日から8連勝中。

 

カーショーがお休み中でも左腕のタイラー・アンダーソンが7回無失点の好投。

 

同地区ライバルのジャイアンツ相手に4連戦スイープ。2位のパドレスにも3連戦スイープで15.5ゲーム差をつけて独走中。

 

 

ア・リーグヤンキースがここへ来て5連敗で、勝率ではドジャースがMLB30球団でトップだ。

 

 

 

 

▽記事参考/引用

 

Key Takeaways from the 2022 Deadline » Baseball Trade Values