セイバーメトリクスの専門家の投票で決まる「フィールディング・バイブル・アワード」の受賞者が決定した。
Fielding Bible Awards 受賞者決定
2006年から創設された守備の優れたプレーヤーを表彰する賞「フィールディング・バイブル賞」の受賞者が発表された。
この賞は、球団監督による投票で選出される「ゴールドグラブ賞」と比べてセイバーメトリクスに通じた専門家が投票するという点が異なり、各ポジションで一人しか選ばれず、両リーグでそれぞれ選出される「ゴールドグラブ賞」より受賞が難関。
そのため「ゴールドグラブ賞よりも価値が高い」という評価もある。複数のポジションを守る選手に対しては2014年から「マルチ・ポジション」部門も創設。
選考委員も今回は12名から17名に増やされ、より客観的に選考されるようになった。選考方法は各ポジションの1位から10位を選出し、1位10ポイント、2位9ポイント、3位8ポイントという形でポイントが与えられるため、満票の場合は170ポイント。
2019年のコディ・ベリンジャーのように同一選手が同一シーズンで複数のポジションに受賞する場合もある。
今季は日本人選手の受賞はなかったが、過去にはイチロー(マリナーズ)が右翼のポジションで3度受賞している。イチローが受賞していた栄えある賞というイメージが強い。
2021年の「フィールディング・バイブル・アワード」受賞者
▼投手
ダラス・カイケル(ホワイトソックス:4年ぶり5度目)
▼捕手
ジェイコブ・ストーリングス(パイレーツ:初受賞)
▼一塁手
ポール・ゴールドシュミット(カージナルス:4年ぶり4度目)
▼二塁手
ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ:初受賞)
▼三塁手
キブライアン・ヘイズ(パイレーツ:初受賞)
▼遊撃手
カルロス・コレア(アストロズ:初受賞)
▼左翼手
タイラー・オニール(カージナルス:2年連続2度目)
▼中堅手
マイケル・A・テイラー(ロイヤルズ:初受賞)
▼右翼手
アーロン・ジャッジ(ヤンキース:初受賞)
▼マルチ・ポジション
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▽記事参考/引用
MLB.jp
http://www.mlb.jp/category/news/#45507