MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

マリナーズ球団史上最高の右翼手はイチロー・スズキ

 メジャーリーグ公式サイト「MLB.com」の各球団の番記者たちが、各ポジションの球団別ベスト5を選出。「右翼手」では日本人歴代最高の通算WARを残しているイチロー・スズキ氏がシアトル・マリナーズにおけるベスト右翼手として選出している。

 

マリナーズ

 

 イチローの残したマイルストーンを簡単に紹介するとデビューイヤーの2001年にMVPと新人王をダブル受賞。首位打者との同時受賞は1949年のジャッキー・ロビンソン以来52年ぶり。この年から10年連続で打率3割、200安打以上、オールスター・ゲーム選出、ゴールドグラブ賞

 

NPB/MLB通算4367安打(MLB 3089安打)。

 

 アジア人初のMLB首位打者(2001年、2004年)と盗塁王(2001年)のタイトルを獲得。アジア人初のシーズンMVPやシルバースラッガー賞ゴールドグラブ賞も受賞している。またアジア人打者初の新人王も受賞した。

 

 華麗な守備も人気の秘密で守備の最高選手に贈られる「フィールディング・バイブル・アワード」も3回(2006年、2009年 - 2010年)受賞している。

 

 ここでも何度も記事にしたが「3000本&500盗塁」に到達したのは100年を超えるメジャーリーグの歴史の中で、イチローを含めてたったの7人しかいない。

 

 

イチローが残したフランチャイズ・レコード

イチロー

 

 

 番記者が選出するこのポジション別フランチャイズ・ベスト5プレイヤーだが、右翼手の他球団を見てみると「殿堂入り」のレジェンドたちが勢ぞろいして興味深い。

 

 フランク・ロビンソンシンシナティ・レッズ(1956-65)とボルチモア・オリオールズ(1966-71)の2球団で1位に選出されている。

 

 彼はレッズで1956年に38本塁打で新人王。打率.323、37本塁打、124打点、22盗塁、OPS1.015をマークした1961年にはMVPを受賞。オリオールズへ移籍1年目の1966年に打率.316、49本塁打、122打点で三冠王。レギュラーシーズンとワールドシリーズの両方でMVPに輝いた。

 

 サンディエゴ・パドレス安打製造機トニー・グウィン(1982-2001)もWAR、安打、得点、塁打、二塁打の各部門で球団歴代1位だ。

 

その他、ニューヨーク・ヤンキースベーブ・ルース(1920-34)。オークランド・アスレチックスヤンキースでも5位にランクされたレジー・ジャクソン(1967-75, 87)。アトランタ・ブレーブスではハンク・アーロン(1954-74)。

 

 

🔽記事参考

http://www.mlb.jp/category/news/#33757