メジャーリーグ公式サイト「MLB.com」の各球団の番記者たちが、各ポジションの球団別ベスト5を選出。「右翼手」では日本人歴代最高の通算WARを残しているイチロー・スズキ氏がシアトル・マリナーズにおけるベスト右翼手として選出している。
- 1位 イチロー(2001-12,18-19)
- 2位 ジェイ・ビューナー(1988-2001)
- 3位 ミッチ・ハニガー(2017-現在)
- 4位 レオン・ロバーツ(1978-80)
- 5位 ホゼ・ギーエン(2007)
イチローの残したマイルストーンを簡単に紹介するとデビューイヤーの2001年にMVPと新人王をダブル受賞。首位打者との同時受賞は1949年のジャッキー・ロビンソン以来52年ぶり。この年から10年連続で打率3割、200安打以上、オールスター・ゲーム選出、ゴールドグラブ賞。
アジア人初のMLB首位打者(2001年、2004年)と盗塁王(2001年)のタイトルを獲得。アジア人初のシーズンMVPやシルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞も受賞している。またアジア人打者初の新人王も受賞した。
華麗な守備も人気の秘密で守備の最高選手に贈られる「フィールディング・バイブル・アワード」も3回(2006年、2009年 - 2010年)受賞している。
ここでも何度も記事にしたが「3000本&500盗塁」に到達したのは100年を超えるメジャーリーグの歴史の中で、イチローを含めてたったの7人しかいない。
番記者が選出するこのポジション別フランチャイズ・ベスト5プレイヤーだが、右翼手の他球団を見てみると「殿堂入り」のレジェンドたちが勢ぞろいして興味深い。
フランク・ロビンソンはシンシナティ・レッズ(1956-65)とボルチモア・オリオールズ(1966-71)の2球団で1位に選出されている。
彼はレッズで1956年に38本塁打で新人王。打率.323、37本塁打、124打点、22盗塁、OPS1.015をマークした1961年にはMVPを受賞。オリオールズへ移籍1年目の1966年に打率.316、49本塁打、122打点で三冠王。レギュラーシーズンとワールドシリーズの両方でMVPに輝いた。
サンディエゴ・パドレスの安打製造機トニー・グウィン(1982-2001)もWAR、安打、得点、塁打、二塁打の各部門で球団歴代1位だ。
その他、ニューヨーク・ヤンキースはベーブ・ルース(1920-34)。オークランド・アスレチックスはヤンキースでも5位にランクされたレジー・ジャクソン(1967-75, 87)。アトランタ・ブレーブスではハンク・アーロン(1954-74)。
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http://www.mlb.jp/category/news/#33757