リアル二刀流、大谷翔平のピッチングを高校野球を甲子園のスタンドで見守る少年のような気持ちで祈るように応援していた。
大谷翔平NEWS
歴史的なシーンを紹介するので、わくわくする。
エンゼルス大谷翔平投手は18日(日本時間19日)の夜、デトロイトでのタイガース戦にリアル二刀流の「1番投手」で出場。
8回の第4打席で日本人選手初の大台到達となる40号ソロ。投げてはメジャー自己最長の8回を1失点に抑え8勝目を挙げた。
この日の二刀流は、初回の第1打席が空振り三振、3回1死の第2打席は右飛、6回先頭の第3打席は二ゴロだった。そして迎えた8回の第4打席。先頭打者で右腕ホゼ・シスネロの2球目真ん中に入ってきた88.7マイルのスライダーを完ぺきに捉えた当たりだった。
打球は綺麗なアーチを描いて右翼席へ。両リーグ最速で、もちろん最多の40号ソロ本塁打だった。打った後にベンチに帰った大谷くんはいつもになくお茶目な大谷くんだった(笑)
Ohtani copying Adell for his homerun cerebration, love it😂😂
大谷くん、ホームラン後のハイファイブは昨日のアデル風😂 #大谷翔平 pic.twitter.com/0LKYpBVZ4c
— R 0 0 17_Sub (@sub__r00_17) August 19, 2021
すでに「速報」でもお伝えしたが、シーズン40号はエンゼルスの左打者として1982年のレジー・ジャクソンを抜く球団新記録になる。とはいえ、今の大谷にとって球団記録の更新というのは、もう珍しくないことだろう。
大谷翔平のパフォーマンスは、100年ぶり、ベーブ・ルース以来か、ルースでもなし得なかった記録を打ち立てているからだ。この40号も「本塁打」と「打点王」を獲得するための通過点だ。
近代野球で初のトリプル100
投手としての大谷翔平にも触れておきたい、キャリアハイの8回を投げ切った。MLB公式サイトによる正式なスタッツを紹介したい。
8回90球(ストライク69球)、28人の相手打者と対戦してゴロアウト8、フライアウト4、奪三振8(今季通算120)、無四球、被安打6(被本塁打1)、自責点1。これで今季は防御率2.79、WHIP1.06。
これで100イニングにも到達した。最近騒がれていた「100安打、100投球回、100奪三振」した初めての野球選手になった(※1900年以降の近代野球における初という意味)
MLB公式サイトでもヘッドニュースになっていたタイガースのレジェンドで通算本塁打499本のミゲール・カブレラとの対決は、1安打を許したものの3打数1安打で奪三振1、「500号」本塁打は献上しなかった。
投打の活躍で8勝目、40号本塁打。デトロイトのタイガースファンの前で見せた超人の姿は、まさに「伝説的な夜」だったといえよう。
メジャーの過密日程の中、シーズンも中盤にきて各球団の主力選手の中には、負傷者リスト入りなど戦線離脱が伝えられているが、ここまで無事にパフォーマンスを発揮している大谷翔平と彼をサポートしているスタッフの方々には敬意を表したい。
▼試合後のインタビュー
Shohei Ohtani talks with the media about his dominant 2-way performance #WeBelieve | @Angels pic.twitter.com/uuMoZjK10O
— Bally Sports West (@BallySportWest) August 19, 2021