マリナーズの菊池雄星投手は3日(日本時間4日)、敵地レイズ戦に先発し6回2失点の好投でメジャー自己最多の7勝目をマークした。
MLB2022
菊池雄星は、レイズ打線相手に6回92球を投げて被安打6、奪三振5、与四球2、失点2(自責点1)のクオリティースタート(今季13回目)だった。
1回裏にランディ・アロザレーナの16号先頭打者アーチで先制点ソロを浴びたが、その後は味方の好守にも助けられ要所を締めるピッチングでゲームを作った。
4回裏二死から連打を許し、左翼ジェイク・フレイリーのミスが絡んで2点目を奪われたものの、5回裏一死1・2塁のピンチは二者連続の内野ゴロで無失点に抑え、6回裏二死1塁からブランドン・ラウを空振り三振に仕留めて登板を締めくくった。
サービス監督は「ユウセイ・キクチはベストな投球ではなかった。それでも彼は良い投球をしていた」と振り返った。マリナーズは東部地区首位のレイズに今季6戦全勝。
今日の菊池雄星はバックの好守備にも助けられる😁😁
マリナーズはポストシーズンを狙える位置にいるだけにどうにか菊池雄星には頑張ってもらいたい🥺🥺#Mariners #マリナーズ #菊池雄星
— MLB速報@メジャーリーグストア (@vvMLBvv) August 4, 2021
これで菊池は今季20試合の登板で渡米後自己最多の7勝目(6敗)。防御率3.89、WHIP1.17。マリナーズでは最多の120.1イニングで129奪三振(奪三振率9.65)、与四球40(与四球率2.99)。
今季の菊池は、オールスターゲームに選出されたことでもわかるが、チームをけん引する安定感を示している。
マリナーズは、米国4大プロスポーツで最長となる19年連続でポストシーズンを逃し、メジャーで唯一、ワールドシリーズ未到達の球団だが、今季のワイルドカード争いでは勝率.537で圏内のアスレチックスと2ゲーム差に迫っている。
この試合ではトレード期限前にレイズから獲得したディエゴ・カスティーヨが最後を締めくくり今季15セーブ目をマークしている。
マリナーズがトレード期限前に獲得した選手
エイブラハム・トロ(三塁手)
ジョー・スミス(右腕)
タイラー・アンダーソン(左腕)
ディエゴ・カスティーヨ(右腕)