MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

菊池雄星 6戦連続QSで3勝目 防御率も3点台に上昇

マリナーズ菊池雄星の好投で、本拠地でのレンジャーズ4連戦をスイープして勝率を5割(27勝27敗)に戻した。

 

“アジア人左腕対決”制す

 

マリナーズ菊池雄星投手は30日(日本時間31日)、今季10度目の先発登板となったレンジャーズ戦で4回途中までパーフェクトな投球、5回までノーヒッターを継続する快投を披露して今季3勝目を挙げた。

 

 

レンジャーズの先発ヤン・ヒョンジョンとの“アジア人左腕対決”となった一戦だったが、菊池は6.2イニング、打者24人に対して104球を投げ、奪三振5、四球1。WHIP1.037はキャリアハイで成長の証し。メジャーの環境にも慣れてきたように見える。これで今季の防御率は3.88と3点台に回復した。

 

 

フォーシームは最速98.5マイル(約158.5キロ)を記録しており、威力を増したフォーシームで、先発投手としてのノルマでもあるクオリティスタート(QS=6イニング以上で自責点3以下)を6試合連続で達成している。

 

 

前回も紹介したが、今季10試合で8回目のQSという安定感。あとは防御率を下げないように1回の登板で大量失点だけは避けたい。

 

 

マリナーズは、開幕投手でエース格のマルコ・ゴンザレスが4月後半から10日間の負傷者リスト(IL)に登録しているが、いまだに復帰しておらず菊池がエース級の存在感でチームの先発ローテーションを支えている。