MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

カブスのリグレー・フィールドが国定歴史建造物に指定される

 

カブスリグレー・フィールド

 

カブスファンの誇り、1世紀以上にわたって愛されてきたリグレー・フィールド

 

全米でも人気球団シカゴ・カブス。全米第3の都市イリノイ州シカゴのノースタウンには、カブスを愛する熱狂的なファンが集まってくるが、カブスのホームタウンであるリグレーフィールドが、アメリカ合衆国国定歴史建造物に指定された。

 

新型コロナウイルスの影響もあって、以前ほど簡単に海外旅行を楽しめない日が続いているが、メジャーリーグファン、中でもカブスをこよなく愛するカブス・フリークとボールパーク・ファンにとっては朗報だ。

 

カブスファンではないが、私もボールパークをゆっくり巡ってみたい一人だ。

 

ご婦人なら美術館巡りになるところだが、目に飛び込んでくる芝生の美しさやビールを片手に球音を楽しむ時間が楽しめて、ボールパークは、想像するだけでもウキウキするものだ。

 

そこではMLBのレジェンドたちが球史を残した足跡を肌で感じる事が出来て訪れたMLBファンの旅人は、ベースボールがナショナル・パスタイム(国を代表する娯楽)であることを感じるだろう。

 

 

電車でも行けるリグレー・フィールド

 

アメリカ合衆国国定歴史建造物(National Historic Landmark=NHL)に指定されたリグレーフィールドは、ボストン・レッドソックスの本拠地球場フェンウェイ・パーク(マサチューセッツ州ボストン)に次いでMLBで2番目に古いボールパーク

 

 

シカゴのノースサイドに位置し、ミシガン湖半にほど近い立地なので、湖から吹き付ける風の影響が強い球場でもある。もし、訪れる機会があるなら温かい格好で行きたいものだ。

 

JTBなど旅行会社の案内には「パープルライン アディション(Addison)駅から徒歩4分」とあるから、電車で行けるボールパークということがわかる。

 

そういえばシカゴが舞台の洋画には、たまに日本の都市のような電車が映り込んでいるシーンが良くある。

 

外野フェンスにツタが生い茂る風情ある景観のフィールドは、「野球は太陽の下でやるものだ」という球団オーナー(当時)のフィリップ・K・リグレーの言葉にファンも共感し、1914年の開場(カブスの本拠地は1916年)から1988年までの75年間、昼間の試合しか開催されなかった。

 

今では当たり前のような電光掲示板も2015年から設置された。1937年完成の27フィート×75フィートのスコアボードも歴史的な建造物だったからだ。

 

 

運が良ければダルビッシュ有の力投を観ることができる

 

カブスには元ソフトバンク和田毅(2014年、15年)や、元阪神藤川球児(2013年、14年)も在籍。17年の一年だけだが上原浩治も在籍した。現在は、ご存じのとおりダルビッシュ有(2018年~)が先発ローテーションのエース格とし活躍している。

 

MLBで先発投手は中4日で登板するので、ダルビッシュの登板もピンポイントで当番日を知ることができる。ただし、ドーム型ではないので雨が降らなければの話だが...

 

ちなみに、ダルビッシュは今季、メジャーリーグの最優秀投手に贈られる「サイ・ヤング賞」投票で2位に入る記録を残したシーズンだった。

 

カブス

 

リグレー・フィールドの基本情報

■球場名 リグレー・フィールド(Wrigley Field)

■所在地 1060 West Addison Street Chicago, Illinois 60613

収容人数 41,118人(2016年~)

フィールド 中堅400フィート(約121.9m)/左翼355フィート(108.2m)/右翼353フィート(107.6m)

■フェンス 両翼ポール際 - 15フィート (約4.6m)/その他 - 11.5フィート (約3.5m)

■芝 天然芝

■ダグアウト カブスが3塁側、ビジターチームが1塁側

 

 

 

▼現地での交通手段(駐車場・地下鉄)

 

■無料送迎シャトルサービスあり、シャトル・バスは試合開始2時間半前から利用可能。

■地下鉄でダウンタウンから移動する場合は、CTAのレッドラインに乗車。下車駅はアディソン駅に直接停車する。

 

 

 

▽Information source

 

メジャーリーグ観戦・ドット・コム

https://mlbtours.jp/?venue_guide=221