順位予想 《ア・リーグ編》
新型コロナウイルスの感染拡大でメジャーリーグの今季は80~100試合くらいの試合数になるという予測がある。7月開催で短期決戦のため優勝予想が困難になるが、待ち遠しいのでリーグ別に各地区の順位予想をしてみた。
下記はベースボール・プロスペクタスの「PECOTA」システムによるMLB地区の順位予想と勝敗数予想(162試合)だが、短期決戦のため個人的な予想も付け加えて再ポストしたい。
PECOTA予想と個人的な予想
Based on the PECOTA system, these are the project 2019 MLB Standings
アメリカン・リーグ
【東部地区】
1位 ヤンキース(99勝63敗)
2位 レイズ(87勝75敗)
3位 レッドソックス(85勝77敗)
4位 ブルージェイズ(77勝85敗)
5位 オリオールズ(63勝99敗)
19年の最終順位と同じ結果が出ている。ヤンキースは昨年の予想も95勝の予想から最終103勝まで積み上げた。ヤンキースは前半にあれだけ故障者が出てもレッドソックスが出遅れて首位を独走した。
先発ローテーションの軸としてゲリット・コールを獲得して今季も鉄板の気がする。契約最終年の田中将大のピッチングにも注目したい。打撃陣では、スタントンやジャッジが開幕延期の影響で間に合いそうだ。
レッドソックスは「サイン盗み」やクリス・セールの手術、ムーキー・ベッツ、デービット・プライスの放出で戦力ダウンは間違いない。
レイズは昨年86勝の予想だったが10勝プラスの96勝でワイルドカードでプレイオフに進出した。筒香加入で破壊力が増せば投手陣が良いだけにヤンキースの強力なライバルになる。
この地区はヤンキース田中とレイズ筒香など日本人対決が頻繁に楽しめそう。ブルージェイズ所属の山口と筒香の対決にも注目したい。
【中部地区】
1位 ツインズ(93勝69敗)
2位 インディアンス(86勝76敗)
3位 ホワイトソックス(83勝79敗)
4位 タイガース(69勝93敗)
5位 ロイヤルズ(68勝94敗)
前田が移籍したツインズが1位予想。昨年のツインズは81勝81敗の予想から20勝を上積みして101勝のシーズンを飾った。強力な打撃陣のツインズとインディアンスの2強だが積極補強のホワイトソックスが開幕好スタートをきれば短期決戦だけに面白い地区になる。
【西部地区】
1位 アストロズ(98勝64敗)
2位 エンゼルス(87勝75敗)
3位 アスレチックス(85勝77敗)
4位 レンジャーズ(73勝89敗)
5位 マリナーズ(66勝96敗)
「サイン盗み」のスキャンダルに揺れたアストロズだが、相変わらず評価が高い。個人的にはゲリット・コールを失い波乱が起こりそうな予感がする。
レンジャーズの予想が低すぎるが、新球場の完成とコーリー・クルーバーなど先発ローテを3人入れ替えたので、アストロズとエンゼルス、レンジャーズの三つ巴の展開に期待している。2位予想のエンゼルスは昨年も2位予想で、後半失速したが短期決戦だけに面白いかもしれない。ただ、アストロズのエース右腕バーランダーが間に合いそうで、そうなればアストロズが有利だ。