MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

俺たちのエースはこいつだ① 開幕投手にカージナルスは若手フラハティを指名

 

俺たちのエースはコイツだ!

 

 

プライドの高いメジャーリーガー。とくに“エリートスターター”と呼ばれる先発ローテーションの1、2番手たちにとっては、開幕戦のマウンドに立つことほどプライドをくすぐられることはないだろう。

 

MLB2020 OpeningDay

 

先発投手にとって最高の栄誉の1つと言える開幕投手だ。ここでも毎年、「俺たちのエースはコ!」と題して、その特別な日の先発投手たちを紹介している。

 

 

若手右腕、ジャック・フラハティを指名

メジャーキャリア3年の24歳右腕は昨季33先発で、11勝8敗、防御率2.75、WHIP0.968。231奪三振で与四球率は2.5。奪三振率こそ10.6で0.2ポイント前年より下げたが、その他の部門は自己ベストをマークしている。

 

とくに後半戦の15先発は防御率0.91で制球の良さが目立ったが、彼の好投が混戦のナ・リーグ中部地区を制する原動力になった。

 

昨年の開幕投手だった元巨人のマイルズ・マイコラスが右前腕の痛みで離脱。屈筋腱痛でPRP(多血小板血漿)注射を行ったという報道だが、開幕は負傷者リスト(IL)で迎えることがほぼ確実となった。

 

カージナルスはフラハティを軸に、ダコタ・ハドソン、チーム一筋のアダム・ウェンライト、ブルペンから先発復帰のカルロス・マルティネス、KBO(韓国リーグ)から獲得した先発左腕の金廣鉉(キム・グァンヒョン)を加えた5人で先発ローテーションを形成するものと思われる。

 

 

フラハティは、日本時間2月23日に行われたメッツとのオープン戦(カージナルスの2020年初戦)でも先発を務め、2回2安打無失点の好投で勝利投手となっている。