MLBトレード情報
カージナルスとレイズ間でトレード成立
カージナルスとレイズ間でトレードが成立した。カージナルスはファーストや外野の両翼を守っていたホセ・マルティネスとランディ・アロサレーナ外野手、ドラフト戦力均衡ラウンドAの指名権(全体38位)をレイズへ。
一方、レイズは20歳のマシュー・リベラトーレと19歳のエドガルド・ロドリゲス捕手とドラフト戦力均衡ラウンドBの指名権(全体66位)をカージナルスへ譲渡するという複数トレードになった。ESPNのジェフ・パッサン記者が報告している。
The St. Louis Cardinals are trading OF Jose Martinez, OF Randy Arozarena and a Compensation A pick (after 1st round) to the Tampa Bay Rays for LHP prospect Matt Liberatore, a low-level catching prospect and Compensation B pick (post-2nd), sources familiar with the deal tell ESPN.
— Jeff Passan (@JeffPassan) January 10, 2020
マルティネスはベネズエラ出身の31歳だが、メジャーキャリア4年の遅咲きのスラッガー。昨年は8月に右肩の関節炎で故障者リスト入りして数字を落としたが、18年は規定打席に到達して打率.305、17本塁打、OPS.821をマークしている。4年間で通算打率.298、41本塁打、172打点、出塁率.363、長打率.458、OPS.821。長打力と守備に不安が残るのが残念な点だが、指名打者制のあるアメリカンリーグならフィットするかもしれない。
24歳のアロザレーナは、昨年8月にメジャーデビューを果たし、19試合で打率.300、1本塁打、2盗塁、OPS.891を記録している。ポストシーズンにもロスター入りして守備要員だったが代打で出場していた。
レイズからカージナルスへトレードされたマシュー・リベラトーレは、第28回WBSC 「U-18ベースボールワールドカップ」で優勝したアメリカ代表チームの一員。この時のチームからは10名が全体35位以内でドラフト指名されているが、リベラトーレは決勝の韓国戦で先発したエース格だった左腕だ。
18年のMLBドラフトでレイズの1巡指名(全体16位)。MLB.comのプロスペクトランキングで4位だった。19年はシングルAのレベルで16試合に登板(先発は15試合)、6勝2敗、防御率3.10、WHIP1.29、奪三振76、奪三振率8.73、与四球率3.56。
フォーシームは140キロ台後半とそれほど球速はないが、キレのあるスライダー、130キロ台のチェンジアップが武器。