2019年~20年オフのフリーエージェント(FA)市場の捕手たちを紹介する第2弾。
メジャーリーグ移籍情報
今オフ、捕手のニーズがあるのはレイズ、パドレス、レッズ、エンゼルスだが、前回(11月12日)から動きがあったのはヤズマニ・グランダルでホワイトソックスと4年7300万ドルで契約した。
▶詳細は⇒【MLB移籍情報】Wソックスが強打の捕手ヤズマニ・グランダル獲得
ホワイトソックスにはオールスターゲームにも選出された正捕手ジェームズ・マッキャン(18本塁打、OPS.789、20年490万ドル)が20年シーズン終了後にFAになるので、グランダルの獲得で、場合によっては、このオフか来年夏にトレード要員になる可能性もある。
《FA捕手一覧》
()内は年齢とWAR/19年所属球団/19年サラリー
ロビンソン・チリーノス(36歳/2.3)HOU/575万ドル
ジェイソン・カストロ(33歳/1.6)MIN/800万ドル
トラビス・ダーノー(31歳/1.6)TB/55万5000ドル
アレックス・アビラ(33歳/1.3)ARI/425万ドル
ラッセル・マーティン(37歳/1.2)LAD/2000万ドル
オースティン・ロマイン(31歳/0.9)NYY/180万ドル
スティーブン・ボート(35歳/0.9)SF
マーティン・マルドナード(33歳/0.8)HOU/250万ドル
ヤン・ゴームス(32歳/0.8)WSH/708万3333ドル
フランシスコ・セルベリ(34歳/0.1)
レネイ・リベラ(36歳/0.0)
ニック・ハンドリー(36歳/-0.3)
マット・ウィータース(34歳/-0.3)
ブライアン・ホラデイ(32歳/-0.3)
ドリュー・ビュテラ(36歳/-0.5)
ジョナサン・ルクロイ(34歳/-0.5)CHC/55万5000ドル
クリス・アイアネッタ(37歳/-0.5)
※現地時間2020年7月1日時点の年齢と今季のWAR
※WARはFanGraphsのfWAR
トラビス・ダーノーは5月5日にドジャースとメジャー契約を結び、1打席だけ出場して5月10日に金銭トレードでレイズへ移籍した。
2018年はトミー・ジョン手術でほぼ全休したが、今季はメッツ、ドジャース、レイズの3球団で103試合に出場、打率.251、16本塁打、OPS.745で復活している。メッツ時代に約380万ドルという契約があり、1年300万ドル前後だと割安感がある。
アレックス・アビラはタイガースのGMを務めている父親アル・アビラに同球団を解雇された後、3チームを渡り歩いて18年1月にダイヤモンドバックスと2年総額825万ドルで契約を結んだ。
エンゼルスの番記者は、ジェイソン・カストロ(ツインズFA)、ロビンソン・チリノス(アストロズFA)、マーティン・マルドナード(アストロズFA)らのベテラン捕手をピックアップしているが、戦力的には控え捕手といったイメージだ。
ほかにはオースティン・ロマイン(ヤンキースFA)、ヤン・ゴームズ(ナショナルズFA)らがいる。
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