フラッグディール・トレードが表面化してきた。
ワイルドカードによるポストシーズン進出の可能性が残るア・リーグ西部地区2位アスレチックスが、同リーグ中部地区4位のロイヤルズのトレードが成立した。
フラッグディール・トレード情報
このトレードでアスレチックスがロイヤルズからリリーフ左腕ジェイク・ディークマンを獲得。ロイヤルズへはマイナーリーガ―2人が移籍する。
A's add to already-stacked bullpen https://t.co/dDCWnNaZ7y pic.twitter.com/o8K3FBImBO
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) July 27, 2019
32歳のディークマン投手は今季、1年225万ドルの契約で合意。この契約は、2020年に双方が行使権を持つミューチュアルオプションで575万ドルが設定されており、オプション破棄の場合は50万ドルのバイアウトが付いている。
ディークマンは昨季、レンジャーズとダイヤモンドバックスで合計71試合に登板し、1勝2敗2セーブ、防御率はキャリアワーストの4.73。今季は48試合で防御率4.75と良くないがFIPは3.37、奪三振率13.6という高い数値を示している。
17年の前半は慢性的な潰瘍性大腸炎のため直腸の切除手術で欠場したが、キャリア8年で413試合に登板、115ホールド、7セーブ。肘を下げたサイドスローからのクロスファイヤーが特徴的でスライダーとツーシームを武器に三振の獲れる左腕だ。
ロイヤルズに移籍するマイーナーの選手は、20歳のイスマイル・アキーノ投手、26歳のダイロン・ブランコ外野手。アキーノはルーキーリーグ、ブランコは2Aクラスのマイナーリーガ―。
ジェイク・ディークマンに関しては昨日も紹介したが、左腕のリリーバーを探しているドジャース、ほかにはブレーブス、ナショナルズ、フィリーズが移籍交渉をしているという情報もあったが、結局、同じリーグのアストロズが獲得した。