田中将大がニューヨーカーの前でエースの風格を見せつけた
ヤンキースの田中将大が現地17日、本拠地ニューヨーク・ヤンキースタジアムでのレイズ戦で昨年の7月24日以来となる9回完封劇を演じた。
111球(ストライク76球)、9回、被安打2、奪三振10、与四球1。相手に二塁を踏ませない内容でゲームを支配した。完封勝利はメジャー4回目だった。
対戦したレイズ打線の29人中23人の打者に初球ストライク。、ゴロアウトが11回、フライアウトが4回。低めにボールを集め111球を投げて23の空振りを奪った。
今季良く打たれている4回から6回(防御率5.54)を外角低めを中心とした制球で、守備シフトの網にひかっけて打ち取る頭脳的な投球が目立った。
① 二ゴ、三振、三振
② 三振、右飛、二ゴ
③ 投ゴ、三振、投ゴ
④ 右安、右飛、二ゴ、三ゴ
⑤ 遊ゴ、右飛、中安、投ゴ
⑥ 二ゴ、四球、三振
⑦ 三飛、三振、三振
⑧ 一ゴ、右飛、三振
⑨ 三振、三振、三ゴ
■2安打、10奪三振以上の完封勝利は02年のムッシーナ以来
田中はヤンキースの投手としては2002年9月24日のマイク・ムッシーナ以来の被安打2、10奪三振以上という内容だった。
Masahiro Tanaka is the first @Yankees pitcher to toss a shutout with 2 H or fewer and 10+ Ks since Mike Mussina in 2002. pic.twitter.com/7hxTgVXQ3H
— MLB Stats (@MLBStats) 2019年6月18日
田中の対レイズ戦は、これで通算10勝目。10奪三振は今季最多。5勝5敗、防御率3.23、WHIP1.10、奪三振率8.22、与四球率1.96。
なお、黒田博樹も2014年8月14日のレンジャーズ戦で被安打2の完封勝利を飾っているが、その時は、5奪三振だった。
This marks the first two-hitter of @t_masahiro18's Major League career and only the second two-hitter by a Yankees pitcher since the start of 2009 (Hiroki Kuroda, 9.0IP, 2H, 2BB, 5K on 8/14/12 vs. Texas).
— Yankees PR Dept. (@YankeesPR) 2019年6月18日
ヤンキースは3対0で勝利。大事な0.5ゲーム差の首位攻防戦で貴重な勝利をチームにもたらして、これで、レイズとのゲーム差は1.5ゲーム差に開いた。