ニューヨーク・メッツの開幕投手にも指名されているジェイコブ・デグロムがチームと契約延長に合意した。複数のメディアが伝えているがMLB.comのメッツ番記者のSNSでは、5年1億3750万ドルで契約延長に合意したという。
デグロムは今季の年俸調停を回避して1年1700万ドル(約18億6700万円)で合意していたが、メッツが彼の脂の乗り切った30歳から35歳までをコントロールしたカタチだ。
Jacob deGrom's new contract is now official: five years, $137.5 million guaranteed.
Brodie Van Wagenen: "We look forward to seeing him in the blue and orange for many more years to come.”
Jeff Wilpon: "Mets fans can celebrate knowing their ace will remain in Flushing.”
— Anthony DiComo (@AnthonyDiComo) 2019年3月26日
ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマンは契約内容にもふれて、その詳細は、契約金が1000万ドル(約11億円)。
2019年は年俸700万ドル(約7億7000万円)
2020年は年俸2300万ドル(約25億4000万円)
2021、22年は年俸3350万ドル(約37億円)
23年は年俸3050万ドル(約33億7000万円)
さらに、クラブオプションを行使すれば24年は年俸3250万ドル(約35億9000万円)となり、6年契約にも延長できる。この契約には全球団へのトレード拒否権が付き、デグロムは22年シーズン後にオプトアウト(契約を破棄)できる内容になっている。
30歳のデグロムは、昨年10勝ながら防御1.70(FIP1.99)、WHIP0.912。その投球内容の良さでサイ・ヤング賞を受賞。これまでにも14年の新人賞などがあり、メッツ生え抜きの選手だ。
メジャーキャリア5年間で139試合すべて先発登板で、55勝41敗、防御率2.67、奪三振率10.0、与四球率2.2。ベースボールリファレンスのWARも通算27.0と高い数値を示している。
新しいGMに代わって大型補強したメッツだが、チームのコアになるデグロムとの契約延長が一番効果的かもしれない。ワシントン・ナショナルズのマックス・シャーザーと投げ合う19年の開幕戦は注目のカードになる。