MLB メジャーリーグ物語

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MLB2019 ディビジョン別の新戦力補強状況《NL-CENTRAL》

 

ディビジョン別の新戦力補強状況《NL-CENTRAL》

 

 もうすぐ各球団のスプリングトレーニングがスタートするが、オフの移籍市場は依然としてゆっくりと動き続けている。ディビジョン別にどのチームがどの選手を補強したのか? 各球団が、2018年オフにトレード、フリーエージェント(FA)、ウェーバーで獲得した選手たちを紹介したい。

 

 

 

  ディビジョンごとに新戦力を紹介。今回は、その第5弾、ナショナルリーグの中部地区。(日本時間2月4日時点、太字は40人枠)

 

ブリュワーズ

 

アレックス・クラウディオ(左腕:トレード)

ベン・ギャメル(外野手:トレード)

ヤスマニ・グランダル(捕手:FA)

デオリス・ゲラ(右腕:FA)

コリー・スパンジェンバーグ(二塁手:FA)

ボビー・ワール(右腕:トレード)

ジェイク・ヘイガー(二塁手:FA)

アンヘル・ペルドモ(左腕:FA)

タフィー・ゴースウィッシュ(捕手:FA)

 

グランダルの補強は大きい。ほかに二塁手と外野の控えとしてマリナーズからギャメルを加えている。先発ローテーションが弱い気がするがFAになった先発左腕ジオ・ゴンザレスとの再契約はないのだろうか?

 

 

カブス

 

トニー・バーネット(右腕:FA)

ブラッド・ブラック(右腕:FA)

ダニエル・デズカルソ(二塁手:FA)

ケンドール・グレイブマン(右腕:FA)

コリン・レイ(右腕:FA)

田澤純一(右腕:FA)

ローワン・ウィック(右腕:トレード)

 

10人がFAになったカブス。そのうち2人の救援投手、ブランドン・キンツラーとペドロ・ストロープとは再契約した。

 

カブスは、絶対的なクローザーがいない。セットアップマンも不安定。昨年13セーブのストロープは実績がない。そうしたこともあって今オフのカブスは、昨今のトレンドを反映してか、救援投手をトレードやFA、ウェーバーで大量補強している。それは、クローザーを含めてバックの3人を不安視している裏返だ。

 

田澤の昇格はきびしいかもしれない。バーネットは40人枠で開幕ロースターの可能性がある。ブラッド・ブラックを後半のどこで使うのかにも注目だ。

 

 

カージナルス

 

ポール・ゴールドシュミット(一塁手:トレード)

アンドリュー・ミラー(左腕:FA)

ドリュー・ロビンソン(外野手:トレード)

ハンター・セルベンカ(左腕:FA)

ウィリアムス・ペレス(右腕:FA)

マイク・ハウスチャイルド(右腕:FA)

トミー・レイン(左腕:FA)

 

MLB全体で20位だったブルペンは、アンドリュー・ミラーを追加したが、剛速球クローザー、22歳のヒックスは不安が残る。ゴールドシュミットの獲得は打線にインパクトを与える。他チームにとっても脅威になる。

 

 

■パイレーツ

 

ティーブン・バロン(捕手:FA)

ロニー・チゼンホール(外野手:FA)

ロベルト・ゴメス(右腕:FA)

エリック・ゴンザレス(二塁手:トレード)

姜正浩三塁手:FA)

パトリック・キブラハン(外野手:FA)

ジョーダン・ライルズ(右腕:FA)

タイラー・ライオンズ(左腕:FA)

ブランドン・マウアー(右腕:FA)

フランシスコ・リリアーノ(左腕:FA)

 

二遊間が穴で、4年目のエリック・ゴンザレスをインディアンスからトレードで獲得したが、実績がない。インターナショナル・ドラフトでドミニカ出身の25歳内野手ベネズエラ出身の26歳内野手を獲得している。ベテラン左腕リリアーノともマイナー契約した。

 

 

■レッズ

 

マット・ボーマン(右腕:ウエーバー)

ザック・デューク(左腕:FA)

カイル・ファーマー(捕手:トレード)

ソニー・グレイ(右腕:トレード)

マット・ケンプ(外野手:トレード)

ヤシエル・プイーグ(外野手:トレード)

タナー・ロアーク(右腕:トレード)

レイベル・サンマーティン(右腕:トレード)

アレックス・ウッド(左腕:トレード)

 

ケンプとプイーグの両翼はディビジョン全体のパワーバランスに影響するかもしれない。先発陣もマット・ハービーがFAで去ったが、グレイ、ロアーク、ウッドの3枚を獲得している。