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【MLB契約情報】ツインズがランス・リンを1年1200万ドルで獲得

 

17年オフのFA市場でダルビッシュ有やジェイク・アリエッタと共に注目されていたランス・リンが、ツインズと1年1,200万ドルで合意した。報道では、この契約には出来高200万ドルが付いて、最大で1,400万ドルになるという。

 

 

MLB契約情報

 

 

30歳のランス・リンは昨年、トミー・ジョン手術から復活。手術後のリハビリで全休した16年を除いてキャリア6年で5年間30試合以上に先発登板している。通算72勝47敗、防御率3.38、WHIP1.29。

 

 

 

オフにカージナルスから年俸1,740万ドルのクオリファイングオファー(QO)を提示されたが拒否していた。

 

彼もこのオフの犠牲者の一人で、結局、スプリングトレーニングの開始時期を過ぎても移籍先が決まらず、しかもQOより低い契約条件を飲まざるを得なくなった。

 

しかし、ダルビッシュの争奪戦に敗れたチーム目線でみると、エース格のアービン・サンタナが故障で開幕が間に合わない状態で、トップクラスのスターターをリーズナブルな価格で獲得できたことは大きい。

 

昨年は、地区2位でポストシーズン進出を果たしたツインズだったが、ワイルドカードゲームでは4対8でヤンキースに敗れポストシーズンの連敗が13になった。

 

攻撃力では得点でMLB7位。OPSでも9位。同地区首位のインディアンスとも総得点で、ほぼ互角だったが、投手力の差が際立った。

 

投手陣は、スターターが防御率でMLB19位、ブルペンが同20位と低迷。そのためにオフは、先発投手を中心とした投手力の整備が補強ポイントで、先発投手はジェイク・オドリッジを獲得。ブルペンは、フェルナンド・ロドニー、アディソン・リード、ザック・デュークらを加えて整備している。