ドジャースが勝って2勝2敗に
ワールドシリーズ第4戦は、1対1の同点から9回にドジャースが猛攻で5点を奪ってシリーズの通算成績を2勝2敗のタイに戻した。
第3戦に右のエース、ダルビッシュ有で落としたドジャースだったが、この日は先発の左腕アレックス・ウッドが好投。
6回途中までホームランによる1失点で、中継ぎの右腕モロー、左腕ワトソンと繋ぎ、最後はクローザーのジャンセンが第2戦に続き本塁打を許したが、強力アストロズ打線を2安打に抑え込んだ。
アストロズも先発モートンが7回途中まで3安打1失点と好投したが、4番手のクローザーのジャイルズがつかまって3失点。ジャイルズは1死も取れずに降板。ポストシーズンのブルペン防御率4.50だったアストロズの欠点がもろに出た結果になった。
ドジャースの攻撃陣はWSで14打席ノーヒットだった若き4番ベリンジャーが7回に二塁打を記録。不振だったベリンジャーは試合前の練習で左方向への打球にこだわって練習した。
その効果があって左中間の二塁打につながった。しかし、高く上がった打球は、ミニッツメイドの変形した左中間に上手く飛んだのが良かった。通常のフィールドならフェンス前で取られていたかもしれない打球だった。
これで感触を取り戻したベリンジャーは9回に勝ち越しの鮮やかなレフト前タイムリーを放った。ここでも練習の成果が出たのか、この打球も反対方向への打球だった。
Look out, world. @Cody_Bellinger’s bat has awoken at the perfect time. #WorldSeries pic.twitter.com/cy9CGgN2wb
— MLB (@MLB) 2017年10月29日
その後に指名打者ピーダーソンの2ランなどが飛び出してドジャースが6対2で勝利した。
第3戦では4三振に終わったベリンジャーは、「ポストシーズンでは力み過ぎてしまうことがある。自分はまさにそれだった」とコメント。「今日は力まないように努めたんだ。そうすると2安打を記録したりする。クレイジーな試合だったよ」と振り返った。
第5戦は29日に引き続きアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで開催される。ドジャースはクレイトン・カーショー投手、アストロズはダラス・カイケル投手の両左腕が先発予定となっている。