MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ナッツ先発陣はヘルシーなら今季もリーグ屈指

2012年以降の5年間で3度の地区優勝を支えているのは、何といっても強力投手陣、中でも先発ローテーションは、このチームを語る上で外せないパワーポイントと言える。

 

MLB.comでは、メッツの若手先発陣がMLBトップの評価だったが、ネームバリューでいえば、ナショナルズも見劣りしない顔ぶれ。

 

ティーブン・ストラスバーグ

タナー・ロアーク

ジオ・ゴンザレス

マックス・シャーザー

ジョー・ロス

 

 

この5人が予想される先発ローテーション。軸になる28歳スティーブン・ストラスバーグは、15年オフに背中の良性腫瘍の摘出手術を受けて心配されたが、開幕から13連勝という破竹の快投を見せた。

 

しかし、6月と8月に2度の故障者リスト入り。結局、24試合で15勝4敗、防御率3.60(自己ワースト)。明と暗がくっきりしたシーズンだった。10年にトミージョン手術を受けているので、常に肘に爆弾を抱えているとも考えられる。

 

もう一人の剛腕投手マックス・シャーザーも手の故障でスプリングトレーニングでは新しいファーストボールの握り方をせざるを得なくなったらしい。

 

そう言えばWBC出場辞退も残念だった。

 

 

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マーク・メランソンが抜けて、補強ポイントだったクローザーは、デビッド・ロバートソン、ウェイド・デービスらのトレードを画策、FAではアロルディス・チャップマンらの獲得に動いたが成果が出ず、内部昇格でブレイク・トレイネン を指名している。

 

その結果、ブルペンは、セットアップがショーン・ケリーとジョー・ブラントン(新加入)という編成になる見込み。

 

新クローザーのトレイネンは、先日も紹介したが、ハードシンカーが持ち球。

 

正捕手のウィルソン・ラモス(打率.307/22本塁打/80打点)をリリースしてマット・ウィータース捕手をFAで獲得したが、ダスティ・ベイカー監督は、ウィータースがオリオールズ時代にシンカーボーラーのザック・ブリットン、ジム・ジョンソンとコンビを組んでいた経験も考慮してクローザーに経験のないトレイネンを指名したらしい。

 

ファームにはプロスペクトのオースティン・ボス、A.J.コール、エリック・フェディらが育ち、シーズン中の昇格でインパクトを期待できる投手がいる。

 

投手陣だけを見てきたが、今季も強力投手陣がナッツのライフラインであることは間違いない。

 

 

★ナッツ投手陣2016年スタッツ

 

防御率 3.51(2位)

先発防御率 3.60(2位)

ブルペン防御率 3.37(2位)

セーブ数 46(5位)

セーブ成功率 76.67%(2位)