MLB移籍情報
現地15日、前ボストン・レッドソックスの田澤純一投手が、イチローが所属するマイアミ・マーリンズと総額1,200万ドル(約14億2,000万円)の2年契約で合意したことが分かった。
FOXスポーツの記者ケン・ローゼンタールら複数の報道では、2年契約で総額は1200万ドル(約14億1700万円)。
契約内容の詳細は、来季の年俸が500万ドル(約5億9,000万円)、2018年が700万ドル(約8億3,000万円)となっている。身体検査を経て正式契約となる見込み。
Source: #Marlins sign free-agent reliever Junichi Tazawa to two-year contract.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) 2016年12月16日
30歳の田澤は、日本プロ野球を経ずに渡米し、2009年にレッドソックスでメジャーデビュー。クローザーにつなぐセットアッパーとして2013年のワールドシリーズ制覇に貢献した。
今季は53試合の登板で3勝2敗、防御率4.17だった。通算成績は302試合の登板で17勝20敗4セーブ、防御率3.58。
マーリンズはA・J・ラモスが、クローザーになると思われるが、その前の8回を任せるセットアッパーとして、今季は、夏のデッドラインより少し早めにフェルナンド・ロドニーを獲得したが、ロドニーはチームにフィットしなかった。
シーズン終了後にFAとなったロドニーはダイヤモンドバックスと契約。左腕マイク・ダン投手もロッキーズへ移籍。そうした中継ぎ陣の中心として田澤が、これまで通りの数字を残せば大きなアップグレードになる。
ア・リーグから指名打者制のないナ・リーグへの移籍。打者有利のヒッターズパークだったボストンからマイアミへの移籍は投手とっては悪い選択ではないかもしれない。