シカゴ・カブスは現地29日、枠外選手としてチームのスプリングトレーニングに参加していた川崎宗則内野手(34)との契約を解除した。
MLB契約情報
この日、ビクトリーノ外野手(35)、パーラー投手(33)と川﨑の3人をリリースしたカブスは、「開幕時に開幕ロースターに入るか、開幕直前(5日前)になってからリリースした場合、10万ドル(約1,100万円)を支払う」という労使協定があるため、契約をいったん解除し、同日のうちに、新たにマイナー契約を結んだ。
#Cubs have reportedly already re-signed Shane Victorino, Manny Parra, and Mune Kawasaki: https://t.co/3hcGkhG0rx pic.twitter.com/MU0SMWrlhN
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) 2016年3月29日
この日、川﨑は、アスレチックスとの試合前にマイナー行きが決まっていた。6回の守備からセカンドで途中出場。そして、8回に迎えた2打席目で右腕ロドリゲスからオープン戦1号となる右翼へ3ラン。満員の観客からはカワサキ・コールが沸き上がったという。
カブスの指揮官ジョー マッドンは、川崎について「これ以上ないというほど、いい春季キャンプを送っていた」とコメント。
また、いずれは昇格させることになるだろうと語ると、「何より、彼はシカゴでプレイしたアスリートの中で、最も人気のある選手の一人となるだろう」と述べている。
MLB公式サイトはマイナー再契約となった川崎について指揮官が依然として評価していることも紹介。
「彼は優秀な野球選手だ。彼の個性を大きくメディアで取り上げられているが、この男はとても優秀な選手でもあるんだ」と信頼のコメントを残している。
メジャーのロースター(40人枠)登録にならなかった川﨑だが、間違いなく今季もオーディエンスを感動させてくれている。