マリナーズのリードオフマン青木宣親外野手とカブスのムードメーカー川﨑宗則内野手が25日、ともに開幕が迫った大事な試合で結果を残している。
青木は、アリゾナ州ピオリアで行われたホワイトソックスとのオープン戦に1番・レフトで先発。
第1打席でセンター前へ3試合連続のヒットを放った。2回の第2打席はセンターフライ、5回の第3打席はショートゴロ、8回の第4打席はサードゴロで、4打数1安打だった。
ここまで打率.273の青木は、初めてフル出場。「長かったですね」と苦笑いしながらも、「ヒットを打った打席だけでなくほかの打席の内容も良かった」と手応えを口にした。
一方、カブスとマイナー契約を結んでキャンプに参加している川﨑は、同じアリゾナ州メサで行われたブルワーズ戦に8番・ショートで先発し、3回の第1打席でセーフティーバントを決めた。
5回の第2打席はサードゴロ。7回の第3打席ではフルカウントからの速球をレフト線にはじき返し、二塁まで進む好走塁。 この試合3打数2安打で、オープン戦の打率を.400に上げた。
川崎選手は「走塁もバッティングもよかったし、すごくいい状態だけど、とにかく疲れた。寝るよもう」と冗談を交えてコメントしている。
カブスは、アクティブロースター(25人枠)のラステラ内野手がふくらはぎを痛めているため川﨑にも十分チャンスが出てきた。
契約の壁はあるものの、まずは、40人枠に登録されれば、7番目の内野手として地位を固めつつある川﨑が、早い時期にコールアップされる可能性はある。
ブルージェイズ時代の川﨑も開幕直前までチームのロースターに名を連ねていた。
チームの明るい雰囲気を大切にするマッドン監督は、川﨑をできる限りチームに帯同したい考えのようで、この底抜けに明るいムードメーカーの存在に、他の選手も指揮官と同じ気持ちでいるだろうと述べたとのことだ。