「イチローさんからメールで『右手を(出さずに)止める癖をつけておこうか』と言われました。『本当にそうですね』とは返しましたけど」。黒田がスポーツ紙の取材で答えている。
MLB2015
8月29日のDeNA戦で右手に打球を受け打撲と診断された広島・黒田博樹投手が1日、チームに再合流し、降雨ノーゲームとなった阪神戦(甲子園)の試合前に故障後初の投球練習を行った。
次回登板は回避せず、4日からのヤクルト3連戦(神宮)に先発する予定。
A legend at work. pic.twitter.com/wADBG8Aoxt
— Miami Marlins (@Marlins) 2015, 9月 1
黒田に関しては、8月18日の中日戦(ナゴヤD)でも同様のシーンがあったばかり。
メジャーリーグでは、ボストン・レッドソックスの上原浩治が8月7日のタイガース戦で9回途中から登板。最後の打者となったキンスラーのピッチャーライナーに咄嗟に反応し、右手首に打球が直撃。
上原は、サード方向に転がったボールをすぐに処理し、負傷しながらもアウトにして25セーブ目をマークしたが、その後の精密検査で「非分離型撓骨遠位端骨折」と診断された。
その後、「ドクターストップ」がかかり今季中の復帰を断念した。
そういう事例を当然、イチローも知った上で、同じ日本人プレイヤーとして身近な事件として認識。黒田に先輩として忠告したものと思われる。
黒田も40歳を越え一つの故障が選手生命へ直結しているだけに「忠告」を真摯に受け止めてもらいたい。