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マリナーズ岩隈久志、14年ぶり日本人2人目の快挙!ダイジェスト映像

マリナーズ岩隈久志ノーヒットノーランを達成

 

 


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14年ぶり、野茂英雄氏に次ぐ日本人2人目の快挙

 

 

マリナーズ球団史上5度目のノー・ノーを達成した右腕は、チームメイト全員とハグ。ダグアウトでテレビカメラの前に向かうと背後からアメフトでもよく見られる祝福セレモニー「ゲーターレードシャワー」を浴びた。

 

 

試合後のヒーローインタビューで、「最終回マウンドに上がってから1人1人という感じでいこうと決めていました」、「家族が今日見に来てくれていたので、すごく心強かったです。でも、今日は本当にたくさんの方の応援のおかげでノーヒットノーランをさせてもらった。感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

 

ホームのセーフィコフィールドはスタンディングオベーションで祝福の拍手に包まれた。

 

 

岩隈の会見コメント

 

岩隈投手は会見で、「フォアボールを与えていたし、点差も少なかったので、アウトを一つ一つ取ろうという気持ちでやっていた。6回ぐらいから落ちるスプリットを多めに投げてゴロを打たせようと思い、腕をしっかり振りながらボールを落とすことができた」と投球を振り返った。

 

岩隈NO-NO

 

終盤については「中4日での登板が続いていたので試合中はしんどかったし、100球ぐらいで代えてくれたらうれしいなと思っていたが、9回に先頭バッターのファールフライをサードのシーガー選手が捕ってくれたときに、『やっぱりここは記録を狙ってしっかりいかなければいけない』という気持ちになった。緊張感もだんだん出てきていたので最後のフライを捕ってもらったとき、本当にすごくうれしかった」と笑顔を見せた。

 

プロ野球選手になるとき、ノーヒットノーランを一度はしてみたいという思いはあったが、できるとは思っていなかった。試合で投げるたびにアウトを一つ一つ重ねていくという思いでやってきたので、その積み重ねで達成できたのはすごくうれしい。今シーズンは前半にけがをしてチームに迷惑をかけてしまい悔しかったので、後半は自分のピッチングをしっかりして、少しでも貢献できるようにという思いでやった結果だと思う。支えてくれている家族や応援してくれているファンの方々への感謝の思いでいっぱいです」。

 

ESPNが紹介、岩隈の真骨頂が垣間見えるこんなデータも!

 

米スポーツ専門局『ESPN』の看板番組「スポーツセンター」で紹介されていたが、この日、岩隈がストライクゾーンに投げたのは40.5%で、キャリアでもっとも低い数字だったという。そこには岩隈の投球術が映し出されている。

 

数字だけを見れば制球力のない投手のようだが、まったく逆。例えば、四球が少ないからコントロールが良いという捉え方があるが、大きな間違いで、制球が良い投手とは、相手にボール球を振らせられるような投手のことを言う。

 

この日の岩隈は、際どいゾーンでボールを出し入れしながらボール球を振らせ、凡打の山を築いた。ゴロアウトは11、フライアウト8、奪三振7という内容。岩隈の真骨頂が見られたゲームだった。