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プロ野球・広島、6日「平和を願うユニフォーム」で試合に臨む

 

 

原爆投下から70年となる「原爆の日」にプロ野球広島東洋カープは、平和を願う特製のユニフォームを着て本拠地での試合に臨んだ。

 

詰めかけたファンや試合を観戦した球団創設時のOBたちも平和への思いを新たにした。

 

原爆の日」の6日夜、広島市マツダスタジアムで行われた阪神との試合で、広島の選手は全員がこの日限定のユニフォームで試合に臨んだ。

 

 

 

ユニフォームは背中に8月6日を意味する「86」の背番号と「HIROSHIMA」の文字、それに、胸には平和を意味する「PEACE」が縫いつけられていた。

 

球場では原爆で犠牲になった人たちを追悼して半旗が掲げられ、試合前には両チームの選手や監督をはじめ、約3万人の観客が黙とうした。

 

試合は、鎮魂の思いでこの日を迎える被爆者や遺族に配慮して、両チームとも鳴り物を使った応援が自粛され、スタンドを埋めたファンは拍手をしたり、この日に合わせて用意した「PEACE」と書かれたボードを掲げたりして、試合を楽しむとともに平和への思いを新たにした。

 

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NHKニュースなどによれば、息子や幼い孫と三世代で試合を観戦した広島市の75歳の男性は「8月6日に野球を見ることができる平和に感謝しながら観戦しました。原爆で多くの友人を亡くしましたが、70年という節目を機に広島から平和の輪を広げていきたい」と話した。

 

6日夜の試合は、昭和25年の球団創設時に入団し、キャッチャーとして7年間プレーした長谷部稔さんも広島市安芸区の自宅で観戦した。

 

原爆投下から10日後に広島市中心部に入り、みずからも被爆したという長谷部さんは「カープは広島の戦後の復興の象徴です。野球が続けられることは平和が続いていることなので、これからも野球ができる平和な世の中が続いていってほしい」と話した。

 

 

記事引用:

 

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150807/k10010181221000.html