MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

レッドソックス、ウェイド・ボッグス氏の背番号「26」を永久欠番に

ボストン・レッドソックは、インターリーグコロラド・ロッキーズ戦に敗れ連勝が4で止まった。このところ話題のジャッキー・ブラッドリーJr.外野手も4打数ノーヒットで終わり、連続試合安打は29試合でストップした。

 

このゲーム前、レッドソックスは、野球殿堂入りしているウェイド・ボックス氏の背番号「26」を永久欠番にする記念式典を行っている。

 

 

 

レッドソックスファンには懐かしく思われる方も多いかもしれないが、レッドソックス(1982~92)、ヤンキース(93~97)、レイズ(98、99)で活躍した安打製造機だ。

 

イチローに2000本達成の試合数を抜かれるまでは彼が、2000本最短記録を持っていた。しかし、イチローの2000本達成の総打席数は、5996打席。彼はそれより少ない5832打席目だったという。

 

首位打者を5回獲得(1983、85~88)、通算打率.328、メジャーキャリア18年間で3010安打を記録している。ブルックス・ロビンソンに次ぐ12年連続で三塁手としてオールスターゲーム出場。05年にMLB野球殿堂入りしている。

 

 

タンパベイ・レイズは当初デビルレイズと名乗っていたが、レイズは、彼のデビルレイズ在籍時の背番号「12」をチームの永久欠番に指定している。

 

古巣レッドソックスも15年12月に在籍時の背番号「26」を永久欠番に指定することを発表していた。チームで10人目(ジャッキー・ロビンソン含む)。

 

ルーティーンワークを大事にする完璧主義者・迷信家として知られ、毎試合前に鶏肉を口にしたという。このことから「チキン・マン」というニックネームで呼ばれていた。縁起を担ぐという事だが、日本の「かつ丼」みたいな感覚かもしれない。

 

毎日、同時間に起床し、150本のゴロを練習で受け、必ず午後5時17分に打撃練習に入り、午後7時17分にダッシュを行っていた。あまりにこだわったので、アウェイで相手チームが球場の時間をずらすなどして彼の調子を崩そうとしたという笑えるエピソードがある。

 

1997年には39歳ではじめてメジャーのマウンドに登り、ナックルボールで1イニングを無失点に抑えて話題になった。そういえばイチローも昨年の最終戦で9回の1イニングを投げている。