MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

“上原二世”と呼ばれた元巨人ドラ1、村田透がメジャー初昇格

村田透がメジャー初昇格

 

クリーブランド・インディアンスは現地27日、球団公式サイトでマイナー5年目の右腕、村田透投手をメジャー初昇格させ、28日にボルティモアで行われるオリオールズとのダブルヘッダー第2戦に先発させることを発表した。

 

27日のオリオールズ戦が雨で中止となり、28日にダブルヘッダーが組まれたことによる特例措置で、1人枠を増やせるルールを適用した。

 

チームのロースターの関係で、今回の登板で再びマイナーに戻ることが決まっている村田だが、何とか結果を残して欲しい。

 

とりあえず見だしにつけた「上原二世」という呼び名は、今の彼には何の意味もなさない。

 

異国の地でゼロからスタートを切ったオリジナルな人生が彼にはあり、ここからが本当の勝負だ。

 

 

村田透とは、こんな男

 

大阪体育大3年時に、先輩・上原浩治レッドソックス)も成し得なかった大学日本一に輝き、MVPを獲得。

 

大学のリーグ通算勝利数こそ上原には及ばなかったものの、2007年秋の大学・社会人ドラフトで巨人の1巡目指名を受けて入団した。

 

上原の後輩で、大学日本一に輝いた投手。当然マスコミは、「上原二世」ともてはやした。

 

しかし、プロ入りから3年、1軍で1試合も登板することがないまま、2010年、ジャイアンツから戦力外通告を受け、自由契約を余儀なくされた。

 

だが通告を受けた日の翌日、村田は通常どおりジャイアンツ球場へと向かった。「ここで練習しなかったら、自分はこのまま終わってしまう」という想いがあったからだ。

 

その後も忸怩たる思いを断ち切るように、遮二無二練習を続けたという。

 

すると、戦力外通告から1カ月後に参加していたトライアウトの後に、待望のラブコールが届いた。その球団が、クリーブランド・インディアンスだった。

 

2012年3月4日の日曜日。村田はキャンプ地、アリゾナへと旅立つ。

 

投手だけでも数十人いるマイナーのロースター争いに勝ち、今季は3Aコロンバスで14試合に登板。5勝3敗、防御率2.79の好成績を残した。

 

記事参考 

 

number.bunshun.jp

 

 

 

村田選手のブログより

 

いろいろと取り上げてもらえているみたいでご存知の方も多いと思いますがこの度、メジャーリーグでの先発が決まりました。

明日のダブルヘッダーで先発します。

そのため今日の3Aのダブルヘッダーでの先発はなくなりメジャーの遠征地、ボルティモアにやってきました。

 

いろいろな人からの祝福の連絡をもらい途切れることなく鳴りっぱなしなので携帯が壊れるんじゃないかというくらいです。

頭の中はゴチャゴチャになっています(笑)そのため返せていない人はすみません。ご了承ください。

 

今夜は明日に備えて寝ます。

ではまた。