カブス和田毅 4者連続三振でデビュー
シカゴ・カブスの和田毅投手は現地時間20日、サンディエゴのペトコパークで行われたパドレス戦に今季初先発した。
和田は4回2/3を4安打2失点9奪三振、69球で降板しました。勝利投手まで、あと一人の場面で降板を告げられ勝敗は付きませんでした。
和田の今季初登板をふり返ると
カブスが1点を先制してのマウンド。1回は、1番アルモンテと2番ノリスを、いずれもフルカウントから見逃しの三振。3番ケンプはインコース高めの4シームで空振りの三振。
2回は4番J・アップトンをアウトローのチェンジアップで空振りの三振。5番ソラーテにはセンター前ヒットを許したものの6番ジャーコをサードゴロ併殺に打ち取って3人で片付けました。
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— Chicago Cubs (@Cubs) 2015, 5月 21
3回は、ミドルブルックスをアウトローのスライダーで見逃しの三振。続く8番バーメスをインローの4シームで見逃しの三振。9番ロスもインコースのスライダーで3者連続の見逃しの三振。
1回に続く3者連続三振、球数39球。9人の打者に対して7三振。その内、空振りの三振が1で、見逃しの三振が6。和田の精緻なコントロールが認知されているのか、アンパイアーのナイスジャッジといったところですね。
和田、4回に捕まる
4回は、打者2巡目。先頭をアウトコース高めで空振りの三振。2番ノリスには初球のチェンジアップをレフト前に運ばれ、3番をライトフライに打ち取りましたが、4番J・アップトンに初球のアウトコースに甘く入ったストレート系をセンターオーバーの2ラン逆転ホームラン(第11号)を許してしまいました。
初球の入り方、「初球ストライク」は、投打ともにスリリングな駆け引きがあって見応えのある攻防ですね。3球で2ストライクに追い込む。メジャーで生き残っていくためには必須項目です。
5回は、味方打線が勝ち越して1点リード。この回を抑えれば勝利投手の権利が与えられる場面でしたが、先頭ミドルブルックスにツーベースヒット、次打者にデッドボールで、ノーアウト1、2塁のピンチに。
後続の送りバントを三封。次をセンターフライ。ツーアウトにしたところで交代を告げられました。打線が下位打線から始まる展開でしたので、確実に抑えたかったところです。上位打線に回ってきたところで交代です。
結局、カブスは1点リードをブルペン陣が守りきって3-2で勝ちました。