MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

もう一人の凱旋投手ジェレミー・ガスリー 広島への帰郷も

 

日米野球2014

 

 

「甲子園の土を持って帰りたい」ジェレミー・ガスリー

 

侍ジャパンと対戦するMLB選抜チームの投手の中で、凱旋登板する岩隈、和田も注目ですが、もう一人“凱旋”するピッチャーがいる。

 

ジェレミー・ガスリーは、母方の祖母がハワイ州出身の日系人。彼も日本にルーツを持つ一人だ。

 

今年29年ぶりにワールドシリーズ(WS)に進出したカンザスシティー・ロイヤルズの3番手の先発投手で、青木宣親の同僚。MLBではキャリア11年で今年念願の大舞台を踏んだ。

 

彼は経歴がユニーク。高校卒業時にMLBドラフトでニューヨーク・メッツから15巡目(全体450位)で指名されたが契約せず、ブリガムヤング大学(BYU)に進学。

 

アメフトでも強豪のBYUは、多くの学生がそうであるように彼もモルモン教徒。その布教活動でスペインに2年間滞在。スペイン語が堪能で、今季ロイヤルズの先発2番手として新人賞候補にもなったドミニカ共和国出身のヨーダノ・ベンチュラ投手の通訳を引き受けていた。

 

 

ガスリーは、今日の5回から2番手として登板。高校野球の聖地としての甲子園も知っており、甲子園球児たちのように「土を持って帰りたい」と語ったと言う。

 

来日中には、祖母のふるさとである広島の遠縁の親戚を訪ねる予定。ガスリーは、15日の第3戦に先発登板する。

 

 

日米野球 日程

 

①12日=大阪 前田健太(広島)×シューメーカー(LAA) 

 

②14日=東京 金子千尋オリックス)×岩隈久志(SEA)

 

③15日=東京 則本昂大楽天)×ガスリー(KC) 

 

④16日=東京 藤浪晋太郎阪神)×カプアーノ(NYY) 

 

⑤18日=札幌 大谷翔平(日ハム)× (未定)

 

20日=沖縄