1990年の“借り”を返したジャパン
「2014 SUZUKI 日米野球」(5試合)の第3戦が15日、東京ドームで開催された。
ここまで2連勝の侍ジャパンは、先発の則本昂大(楽天)が5回を完ぺきに抑え、西勇輝投手(オリックス)、牧田和久投手(西武)、西野勇士投手(ロッテ)の4人のリレーでMLBオールスター打線を初めてノーヒッター(無安打、4四死球、無得点)に封じ込めた。
投手陣が無安打無得点に抑えると、打線も2本塁打で援護し、MLBオールスターに4対0で勝利。シリーズ3勝0敗とし、1990年(8試合 4勝3敗1分)以来となる日米野球での勝ち越しを決めた。
なお、日米野球でノーヒットノーランが達成されるのは、1990年にMLBオールスターのチャック・フィンリー(エンゼルス)、ランディ・ジョンソン(マリナーズ)の継投で達成して以来のこと。日本はその時の借りを返した。
ロビンソン・カノー右足小指にひびが判明、全治3-4週間
"It's part of the game, getting hurt … I'll be fine.” - @RobinsonCano: http://t.co/8lMgRZDSJn pic.twitter.com/TRzYweBLGS
— MLB (@MLB) November 15, 2014
第3戦の7回表、西勇輝の投じた直球が、カノー二塁手のスパイクを直撃。カノーはファーストまで歩き、直後に1人でベンチまで戻ったが、検査の結果ヒビが入っていることが判明。残り2試合は欠場が決まった。
MLB日本公式サイトによれば、12月中旬には野球を再開できる見込みだ。