前田、先発ローテの4、5番手評価
ポストシーズンがスタートしたばかりのMLBですが、今季下位に低迷したチームの「FA戦線」が水面下で始まっている。レッドソックスの地元ボストンの「ボストン・グローブ紙」が、早くも前田健太について言及。それを日本の野球専門サイトが報じている。
それによれば、レッドソックスが今オフ獲得に乗り出すと予想されている広島のRHP前田健太は地元メディアに先発ローテーションの4番手か5番手という評価を受けているという。
レッドソックスの補強ポイントは先発投手、三塁手とキャッチャーで、先発投手は少なくとも2人が必要ということで、今季終了後にFAとなる先発投手8人に加え、ポスティングでメジャー挑戦する可能性の高い前田もレッドソックスの補強候補に名を連ねている。
今季のFAの目玉は、3選手。シーズン途中にヨエニス・セステベス外野手とのトレードでアスレチックスに放出されたLHPジョン・レスター投手。タイガースの昨季サイ・ヤング賞に輝いたRHPマックス・シャーザー投手。そして、ロイヤルズのRHPジェームス・シールズ投手だ。
しかし、彼らは各球団の争奪戦が予想され、そんな中で、この3投手に続く存在が、前田だという。
特集では「広島カープがポスティングにかけるという仮定の下、26歳の前田を濃密にスカウティングしている。もしも、レッドソックスがローテーションの4、5番手を必要とするなら、彼はピッタリだろう。もしも、ローテーションのトップを担うタイプを探しているとするなら、前田は未知数である」と評している。
一方、補強候補の5番手は今季トレード期限でダイヤモンドバックスからヤンキースに加入したブランドン・マッカーシー投手、6番手はパイレーツのフランシスコ・リリーノ投手、7番手はブレーブスのアービン・サンタナ投手、8番手はカージナルスのジャスティン・マスターソン投手、9番手はパイレーツのエディンソン・ボルケス投手となっている。
ローテーションの1番手が必要ならレスター、シャーザー、シールズの3投手がベストとされる一方、前田はその次の評価で、再建を目指すレッドソックスからは、メジャーで１球も投げてないにもかかわらず好評価を受けていることがわかる。
