MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ヤンキースの守護神チャップマンが1死も取れず2ラン2本を浴びサヨナラ負け

最強クローザーの終焉!

低反発球も関係なしの2本、ドナルドソンとクルーズだから諦めもつくか!!

 

GAME DAY きょうのMLB

ヤンキースが頼みの綱である剛腕クローザー、チャップマンまで打たれて逆転サヨナラ負けしている。

 

 

3連戦のスイープを狙ったツインズ戦のGAME3は、2点リードの9回にヤンキースのクローザー、アロルディス・チャップマンが登場。

 

 

この試合の前まで12セーブ、防御率0.39だった守護神が、ツインズ打線につかまり4連打。しかもジョシュ・ドナルドソンネルソン・クルーズには2ラン本塁打を浴びて1死もとれずにまさかの逆転負けを喫している。

 

 

 

ヤンキースは、これで地区2位のレッドソックスと6.5ゲーム差に後退。ワイルドカードでも2.5ゲーム差と苦しい位置になった。

 

 

ヤンキースがプレイオフにいないシーズンになるかも?

まだまだ、順位の変動は予想されるが、ヤンキースは2016年(地区4位)以来のBクラスでシーズンを終える可能性も考えられる。

 

 

東部地区はレイズとレッドソックスが元気で勝率6割台をキープ。ほかに中部地区のホワイトソックスも勝率6割を超え、西部地区でもアスレチックスやアストロズが貯金10に届きそうな勢い。

 

 

ヤンキースが、低迷するツインズに鉄板クローザーで逆転負けしているようでは5年ぶりにポストシーズンを逃す可能性も出てきた。

 

 

投手力の補強がなかったツケ?

この数年、野戦病院のように野手の負傷者が続出していたヤンキースだったが、田中将大など安定感のある投手陣が踏ん張って10月のポストシーズンに進出していた。

 

 

とくにチャップマンを中心とするブルペン陣は、目立たないものの確実に逃げ切れるパワーポイントだった。他のチームに比べて強いアドバンテージがあったといえる。

 

 

ところが、このオフは大きな動きはなかった。コロナ禍の無観客試合等で、さすがのヤンキースも経営面で打撃を受けたことは容易に想像できるが、逆に救援右腕アダム・オッタビーノ投手をライバルのレッドソックスへ放出した。

 

 

その時の経緯は、【MLB移籍情報】ヤンキースの救援右腕オッタビーノがレッドソックスへで紹介しているので省略するが、そうした編成のツケがここにきて回ってきたような気がする。

 

 

毎年、負傷者が出ても、上位をキープしていたので、(あれはいつも不思議だったが)投手力の編成を甘く見たのかもしれない。

 

 

田中将大がチームを去るなど、ゲリット・コール1枚のみとなった先発ローテションも、安価で実績あるコーリー・クルーバーなどを補強したが、案の定、負傷者リスト(IL)で、不安定な状況が続いている。

 

 

ヤンキースファンでもないので、東部地区が混戦になって面白くなったが、今季は、リリーバーを単年契約で安く獲得できたのに、フロントの補強の甘さが今季の成績に影響している。