MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ロッキーズのブラックモン外野手が依然として打率4割台をキープ

 新型コロナウイルスパンデミックで異例の60試合という短縮シーズンになったメジャーリーグだが、その40%のスケジュールを消化した時点で打率4割台をキープしている選手がいる。

 ロッキーズでキャリア10年目のチャーリー・ブラックモン外野手がその選手だが、ここまで94打数40安打、打率.426、3本塁打、22打点、出塁率.466、OPS1.083というスタッツだ。

 彼に4割台を期待がかかるのは当然だろう2017年には打率.331、37本塁打(リーグ3位タイ)、104打点で(リーグ8位)、首位打者最多安打(213安打).、打点でも1番打者としてMLB歴代最多をマークしている。

 昨年も6月13日~16日に行われた対パドレス戦(クアーズ・フィールド)の4試合で、4本塁打を含む15安打を放った。1カードで15安打はMLB史上最多で、固め打ちも期待できる。

 以前にも「ベースボールバイブル」さんが彼のバッティングスタイルを取り上げていたが、ロッキーズという地味なチームに所属していることもあってメディアの扱いは小さい気がするが、その安定したバッティングスタイルは、芸術的だ。

 メジャーリーグで1900年以降、打率4割が達成されたのは13回、わずか8人の選手によってのみである。直近でも1941年のテッド・ウィリアムズレッドソックス)まで遡らなければならない。60試合の短縮シーズンとはいえ、そう簡単にクリアできる数字でもないだろう。約80年ぶりに大記録が出るか楽しみになってきた。

 34歳で体力的には下り坂に差し掛かる年齢だが、チームは、それを考慮してか打順も1番から3番。守備でもセンターからレフトにコンバートした。

 余談になるが、彼は大学時代、スポーツで貢献しながら勉学でも好成績を残した選手としてESPNの“アカデミック・オール・アメリカ”のセカンドチームに選出されている。

▽Information source

https://89bible.com/baseball_progress_7282-2/

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