MLB メジャーリーグ物語

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ダルビッシュが6回失点ゼロのQSで今季初勝利

 

MLB2020

 

 

ダルビッシュが今季初勝利

 

カブスダルビッシュ有投手が31日(日本時間8月1日)、本拠シカゴでのパイレーツ戦に先発。6回を投げて無失点、7奪三振1四球で、今季初勝利を飾った。

 

雨天順延によるスライド登板だったが、86球(ストライク56)を投げて被安打2、無失点、7奪三振、1四球の快投だった。これで今季は1勝1敗、防御率2.70、WHIP0.90、12奪三振、1死球、被打率.211。

 

初回、先頭打者を四球で歩かせるも、素早い牽制で一塁タッチアウト。一塁塁審はセーフとコールしたが、チャレンジの末、判定が覆った。

 

2番・ニューマンは中飛、3番・ベルは遊ゴロに打ち取って結果3人で終えると、2回は先頭の4番・モランに右前打を許したが、後続を2者連続三振に仕留めるなど無難な立ち上がりだった。

 

3回は3者凡退。4回は先頭の2番・ニューマンにフルカウントからのカットボールを振らせるなど、上位打者を3者連続三振に斬った。

 

5回は二死から安打と盗塁で初めて得点圏に走者を背負ったが、8番・スターリングズを遊ゴロに打ち取ってモメンタムをカブスに引き寄せた。直後にカブスの打線が2点を追加、好投のダルビッシュをランサポートした。

 

6回も1番・フレージャーをカーブで空振り三振に仕留めるなど安定。二死から2番・ニューマンには痛烈なピッチャー返しを浴び、打球はダルビッシュの左臀部付近を直撃したあと遊撃手正面へ。

 

この回も3者凡退で終え、ダルビッシュはお尻をさすりながら苦笑いでベンチへ下がった。ダルビッシュは6回を投げ切り、ストライク先行で最速は98マイル(約158キロ)を記録した。

 

 

ロス監督も、「今夜はすごかった。全球種が効果的で、ストライクゾーンの中でも外でも、変化球はスピンが利いていた。終盤はスプリットも投げ、ときには直球で打者を吹き飛ばしていた。一晩中、余裕でスイスイという感じだった」と絶賛していたという。

 

カブスは7回から継投で最後は守護神キンブレムが2失点を許したものの6対3で逃げ切った。