MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

カーショー対ダルビッシュは息詰まる投手戦 勝負は劇的な幕切れ

 

エストコースト屈指の好カード、最新のMLB30球団パワーランキングでも1位と2位の激突になったドジャースパドレス戦は、ドジャースクレイトン・カーショーパドレスダルビッシュ有というメジャーを代表するエース対決になった。

 

MLB2021

 

大方の予想通り試合展開は両エースの投げ合いになった。

 

 

ダルビッシュドジャース打線を5回表二死までパーフェクトに抑えた。ところがザック・マキンストリーに死球、続くルーク・レイリーに初安打を許し、オースティン・バーンズの四球で二死満塁と下位打線相手に満塁にしてしまう。

 

 

ただ、次の9番打者は投手のカーショーなので、大丈夫だろうと思っていた。ところが、さすがに投手の中では好打者のカーショーだけあってしぶとく粘って痛恨の押し出し。

 

 

これが、この試合唯一の得点になって1対0でドジャースが連勝した。

 

 

ダルビッシュ7回1失点で次に手応え

 

カーショーは6回98球、被安打2、奪三振8、与四球2、失点0という内容。対するダルビッシュも7回98球を投げて被安打1、奪三振9、与四球2、失点1という見事なピッチングだった。

 

 

ダルビッシュは試合後、自身のブログで、

「世界一のドジャース相手に試合前のプラン通り投げられたと思います」と綴ったが、「5回に押し出し四球で先制を許してしまったのが悔しかった」と痛恨の押し出しを悔しがった。

 

 

 

 

ただ、投球内容に関しては「最近は緩いカーブ、パワーカーブが良く、スライダーも前回から改良した事で軸となるカットボールとの相乗効果が出ていて打者も迷っているのがよくわかります。あとはスプリットが良くなればまた1段階上に行ける気がするんですが、なかなか安定しないですね」と分析した。

 

 

「次の登板もドジャース戦だと思うので、しっかり調整して次は勝ちたいです!」と気持ちを切り替えていた。

 

 

 

勝負は劇的な幕切れ

 

1点ビハインドのパドレスは9回裏に粘りを見せた。二死2・3塁と一打同点のチャンスを作ったが、トミー・ファムが放った打球はセンター右へのヒット性の打球。これを、ベッツが見事なダイビングキャッチでゲームセット。

 

 

MLB公式サイトによるとスタットキャストが算出する捕球確率は10%だったらしく、ベッツの野生のような身体能力がチームを救った。

 

 

そのプレーはコレ↓