大谷翔平が全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票によるアメリカンリーグ(AL)の「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」(新人王)を受賞した。
大谷翔平NEWS
MLBでは、12日(日本時間13日)から18年シーズンの各賞を発表していくが、その最初の発表でうれしい朗報が届いた。
SHOTIME!
Congratulations to Shohei Ohtani on winning the American League Rookie of the Year Award!
大谷翔平選手
アメリカン・リーグ新人王受賞
おめでとうございます! pic.twitter.com/bGElGwCN2B
— Angels (@Angels) 2018年11月12日
日本人では、1995年の野茂英雄投手(ドジャース)、2000年の佐々木主浩投手(マリナーズ)、2001年のイチロー外野手(マリナーズ)に続いて4人目。イチローの受賞から17年ぶりになる。
大谷の今季は、打者として104試合に出場し、打率.285、22本塁打、61打点、OPS.925、10盗塁。投手として10試合に投げ、4勝2敗、防御率3.31、51回2/3で63奪三振という成績をマーク。
BASEBALL-REFERENCEのデータでWAR(チームへの貢献度示す総合評価指標)は、打者として3.9という高い数値を示し、投手としても1.2だった。2位のミゲル・アンドゥハーのWAR2.2よりも総合的に上回っている。
1919年のベーブ・ルース以来となる「15本塁打&50イニング登板」、メジャーリーグ史上初の「20本塁打&50奪三振」、「10試合登板&20本塁打&10盗塁」などインパクトのある記録を達成したことは特筆に値するが、データでも大谷のほうが上だった。
メジャーファンなるご存知だと思うが、アンドゥハーの三塁守備は同ポジションでは最低レベルで、外野へのコンバートも噂されているくらいだ。記者たちの目は節穴ではないので、世紀の“二刀流”を評価しながら、こういった部分も考慮したに違いない。
30人の記者による投票では25人が大谷を1位として投票し、トータルでは2位に大差がついた。
受賞後に出演した「MLBネットワーク」のインタビューで大谷は、投手と打者、どちらか選ばなければいけないかと聞かれると「最初はピッチャーだと、高校卒業したときは思っていたので、どちらかといったらそうなるのかなと思ってやってきたんですけど、バッターの方も楽しくて続けてきたので、なかなか難しいかなと思います」と苦笑。
さらに、今季を振り返り「数字だけ見ればバッターのほうが貢献できたのかなと。大事な時期でピッチャーで抜けてしまったので、そこだけが心残りかなと思います」と話した。
なお、ナショナルリーグは日米野球で来日中のロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)が受賞した。
【AL投票結果】
大谷(エンゼルス)
1位25票 2位4票 3位0票 計137ポイント
アンドゥハー(ヤンキース)
1位5票 2位20票 3位4票 計89ポイント
1位0票 2位3票 3位16票 計25ポイント
ウェンドル(レイズ)
1位0票 2位3票 3位8票 計17ポイント
パルカ(ホワイトソックス)
1位0票 2位0票 3位1票 計1ポイント
ヤーブロー(レイズ)
1位0票 2位0票 3位1票 計1ポイント
◇記事参考
https://www.baseball-reference.com/players/o/ohtansh01.shtml
Thank you!
— Angels (@Angels) 2018年11月13日
ありがとうございました! pic.twitter.com/otEam4KjCG