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ブルージェイズがマカッチェン外野手のトレードを画策、しかし...

 

MLB移籍情報

 

 

 ブルージェイズが、インディアンスへFA移籍した右の大砲エドウィン・エンカーナシオンの穴を埋める選手としてパイレーツのアンドリュー・マカッチェンのトレードを画策しているという。ESPNの記者がSNSで報じている。

 

マカッチェン

 

 

 30歳のマカッチェンは今季キャリアワーストのシーズンを終えた。OPS.760はキャリア平均よりも100ポイント以上低い数字だ。

 

 しかし、まだ30歳という若さと2017年が1400万ドルで、2018年は1450万ドルのチームオプションという契約はリーズナブルで魅力的。

 

 

 パイレーツとしては、チームに残して来季の前半に復活したところでトレードに出すという選択肢も考えられることから、よほどのプロスペクトをトレード要員として複数提示しない限りは厳しいだろう。

 

 ジェイズは、今オフにFAとなったエドウィン・エンカーナシオン(DH)、ホセ・バティスタ(RF/DH)にクオリファイング・オファー(Qオファー)を提示した。

 

 しかし、両選手ともこれを拒否。エンカーナシオンには、その後、4年8000万ドルを提示したが、結局、3年6000万ドルでインディアンスとサインした。

 

 バティスタは、36歳という年齢で故障に苦しんだという事とQオファーを拒否した事からと移籍交渉は、予想通り難航している。単年契約で、ジェイズとの再契約に応じるかもしれない。

 

打率やOPS本塁打数などでバティスタを上回るカルロス・ベルトラン(DH)がアストロズと単年1600万ドルでサインした事考えれば、彼のQオファー1720万ドルは妥当かも知れない。

 

 

 ほかに、地元カナダ出身のマイケル・ソーンダース(OF)もジェイズをFAになった。

 

 そうした部分の戦力補強としてケンドリー・モラレス(DH)を3年3300万ドルで早々と獲得。ユーティリティでドナルドソン(3B)の控え3BやLFとしても使えるベテラン33歳のスティーブ・ピアースを2年1250万ドルで獲得したが、エンカーナシオンやバティスタ、ソーンダースと比べると戦力ダウンは歪めない。

 

 そこで、マカッチェンを検討しているということになるのだが、前述のように獲得には高いハードルがある。