MLB移籍情報
ブルージェイズが、インディアンスへFA移籍した右の大砲エドウィン・エンカーナシオンの穴を埋める選手としてパイレーツのアンドリュー・マカッチェンのトレードを画策しているという。ESPNの記者がSNSで報じている。
30歳のマカッチェンは今季キャリアワーストのシーズンを終えた。OPS.760はキャリア平均よりも100ポイント以上低い数字だ。
しかし、まだ30歳という若さと2017年が1400万ドルで、2018年は1450万ドルのチームオプションという契約はリーズナブルで魅力的。
The #Bluejays continue to explore trade options in an effort to fill their OF void. One name they've kicked around: Andrew McCutchen.
— Jerry Crasnick (@jcrasnick) 2016年12月24日
パイレーツとしては、チームに残して来季の前半に復活したところでトレードに出すという選択肢も考えられることから、よほどのプロスペクトをトレード要員として複数提示しない限りは厳しいだろう。
ジェイズは、今オフにFAとなったエドウィン・エンカーナシオン(DH)、ホセ・バティスタ(RF/DH)にクオリファイング・オファー(Qオファー)を提示した。
しかし、両選手ともこれを拒否。エンカーナシオンには、その後、4年8000万ドルを提示したが、結局、3年6000万ドルでインディアンスとサインした。
バティスタは、36歳という年齢で故障に苦しんだという事とQオファーを拒否した事からと移籍交渉は、予想通り難航している。単年契約で、ジェイズとの再契約に応じるかもしれない。
打率やOPS、本塁打数などでバティスタを上回るカルロス・ベルトラン(DH)がアストロズと単年1600万ドルでサインした事考えれば、彼のQオファー1720万ドルは妥当かも知れない。
#BlueJays would have to take big bite out of farm system to land McCutchen. But he'd certainly help quell post-Edwin angst in Toronto.
— Jerry Crasnick (@jcrasnick) 2016年12月24日
ほかに、地元カナダ出身のマイケル・ソーンダース(OF)もジェイズをFAになった。
そうした部分の戦力補強としてケンドリー・モラレス(DH)を3年3300万ドルで早々と獲得。ユーティリティでドナルドソン(3B)の控え3BやLFとしても使えるベテラン33歳のスティーブ・ピアースを2年1250万ドルで獲得したが、エンカーナシオンやバティスタ、ソーンダースと比べると戦力ダウンは歪めない。
そこで、マカッチェンを検討しているということになるのだが、前述のように獲得には高いハードルがある。