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【MLB移籍情報】パイレーツが先発右腕イバン・ノバと3年2600万ドルで再契約

 

 8月1日のトレード期限最終日にヤンキースからパイレーツへ移籍したイバン・ノバが3年2600万ドルでパイレーツと再契約した。

 

 

MLB契約情報

 

 

 来年1月12日に30歳になる右腕は、移籍前のヤンキース在籍時は97回1/3イニングを投げて、防御率4.90、WHIP1.36だったが、パイレーツに移籍後は、3試合で完投。64回2/3イニングで防御率3.06、WHIP1.10を記録して復調していた。

 

 

 ノバが移籍したPNCパークは、打者有利のヤンキースタジアムに比べ投手有利の本拠地だが、復活の陰には、パイレーツのレイ・シーレイジ投手コーチの存在があった。

 

 髭が有名なシーレイジ氏は、選手を再生させる手腕で評価が高く、これまでもA.J.バーネット、フランシスコ・リリアーノ、エディンソン・ボルケス、J.A.ハップを再生してきた実績がある。

 

イバン・ノバ

 

 

 そのレイ・シーレイジ投手コーチが、制球難のイバン・ノバに対して、投球フォームを指導。さらに、スカウティング、分析では、早い段階でカーブボールを使わないことなどの配球をアドバイスしたという。

 

 そうしたことに取り組んだ結果、イバン・ノバも前述のようにスタッツがアップ。J.A.ハップと同じ規模の3年3600万ドルぐらいの契約だろうという観測もあった。

 

 

 当初、この冬の需給バランスを考えたノバの代理人が、5年7000万ドルという大型契約を要求したため合意に至らなかったが、3年2600万ドルで落ち着いたようだ。

 

 それでも、この冬のFA組スターターとしては、年平均でリッチ・ヒル、エディンソン・ボルケスに次ぐサラリーを手にしたことになる。