8月1日のトレード期限最終日にヤンキースからパイレーツへ移籍したイバン・ノバが3年2600万ドルでパイレーツと再契約した。
MLB契約情報
来年1月12日に30歳になる右腕は、移籍前のヤンキース在籍時は97回1/3イニングを投げて、防御率4.90、WHIP1.36だったが、パイレーツに移籍後は、3試合で完投。64回2/3イニングで防御率3.06、WHIP1.10を記録して復調していた。
The #Pirates have agreed to a reported three-year, $26MM deal to bring back Ivan Nova https://t.co/4u23usbEyn pic.twitter.com/TJXR77u84r
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) 2016年12月22日
ノバが移籍したPNCパークは、打者有利のヤンキースタジアムに比べ投手有利の本拠地だが、復活の陰には、パイレーツのレイ・シーレイジ投手コーチの存在があった。
髭が有名なシーレイジ氏は、選手を再生させる手腕で評価が高く、これまでもA.J.バーネット、フランシスコ・リリアーノ、エディンソン・ボルケス、J.A.ハップを再生してきた実績がある。
そのレイ・シーレイジ投手コーチが、制球難のイバン・ノバに対して、投球フォームを指導。さらに、スカウティング、分析では、早い段階でカーブボールを使わないことなどの配球をアドバイスしたという。
そうしたことに取り組んだ結果、イバン・ノバも前述のようにスタッツがアップ。J.A.ハップと同じ規模の3年3600万ドルぐらいの契約だろうという観測もあった。
Nova’s deal will be only third multi-year contract for free-agent starting pitcher this off-season. Others: Hill (3/48) and Volquez (2/22).
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) 2016年12月22日
当初、この冬の需給バランスを考えたノバの代理人が、5年7000万ドルという大型契約を要求したため合意に至らなかったが、3年2600万ドルで落ち着いたようだ。
それでも、この冬のFA組スターターとしては、年平均でリッチ・ヒル、エディンソン・ボルケスに次ぐサラリーを手にしたことになる。