MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

上原浩治が1年600万ドルでWS制覇のシカゴ・カブスと正式契約

 

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先日も紹介したが、メジャーリーグレッドソックスからフリーエージェントとなっていた上原浩治投手が、ワールドシリーズ(WS)覇者のシカゴ・カブスと年俸600万ドル(約6億9000万円)の1年契約で合意した。

 

FanRag Sportsの記者ジョン・ヘイマンが伝えている。

 

 

関係者によると、より高い契約額を提示した球団もあったが、上原が挙げていた「勝てるチーム」という条件がカブスを選んだ最大の要因となった。一部の報道では450万ドルということだったが、600万ドルが来季の基本年俸になるようだ。

 

カブスは、若手のホルヘ・ソレア外野手を交換要員として、ロイヤルズのクローザー右腕ウェイド・デービスを獲得するトレードを実らせた。これでFAとなったチャップマンの穴を埋めた。

 

デービスの獲得で、再びヘクター・ロンドンをセットアップに戻すことができることになったカブスだが、デービスは昨年右ひじの故障で7月27日から9月1日まで長期間にわたり戦線を離脱している。

 

 

上原も7月19日に右胸筋を痛めて約1カ月半DL入りしたが、9月7日に復帰後は、11試合を無失点に抑えた。

 

2016年は、50試合で2勝3敗、防御率3.45。メジャーキャリア8年で387試合19勝22敗、防御率2.53、WHIP0.86、奪三振522。

 

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カブスは、左打者に対するブルペンの補強が課題だった。上原は対左打者の被打率.183(右打者は.208)と好成績をマーク。その実績からゲームの終盤を任せられるリリーバーとしてテオ・エプスタイン編成本部長の目にとまった。

 

また、カブスを108年ぶりに世界一へ導いた名将マッドン監督は、日本人プレイヤーの野球に対する姿勢や理解度を高く評価している監督だ。

 

上原浩治が1年間ヘルシーな状態ならブルペンに安定感をもたらす存在になる。