MLB2014
和田、初勝利! 藤川も昇格秒読み
オールドルーキー、カブスの和田毅投手は、メジャー昇格後3回目の登板でロッキーズ相手に7イニングを投げきり5安打1失点と好投。渡米3年目でメジャー初勝利を挙げた。
何度か紹介しましたが、2012年ボルチモア・オリオールズと契約した和田は、メジャーデビュー前に左肘靱帯再建手術(通称トミージョン手術)で長期離脱した。
オリオールズでは、公式戦で1球も投げずに解雇。今季は厳しいといわれるマイナー契約でカブスと契約。招待選手でキャンプには参加したものの、40人枠にも入ってない選手たちは案の定、マイナーへ降格。和田も開幕は、カブスの傘下3Aアイオワ・カブスで迎えた。
アイオワはメジャーの1ランク下のAAA。パシフィック・コースト・リーグ(PCL)に属しているが、標高の高いロッキー山脈周辺地域や乾燥地帯に本拠地を置いている球団が多いため、ボールが良く飛び長打が出やすい極めて打者有利のリーグとして知られている。
特に、リノ、ラスベガス、コロラドスプリングス、アルバカーキ、ソルトレークシティの5球場は顕著なヒッターズヘブン(打者天国)といわれるボールパークで有名だ。
その中で和田は、10勝6敗、防御率2.77の好成績をマークしました。このリーグで2点台は特筆すべき成績です。月間MVPにも選ばれた。
ご存知のとおり、カブスはナ・リーグ中部地区で最下位(43勝61敗)。以前に紹介しましたが7月初旬にも電撃トレードで主力先発投手2人をアスレチックスへ放出。完全に来季以降を見据えた再建期のチームだ。
カブスの現状は、和田を含む5人のローテーション
T・ウッド・・・21試合 7勝9敗 ERA5.06
E・ジャクソン・・・21試合 5勝11敗 ERA5.76
J・アリエタ・・・15試合 5勝2敗 ERA2.18
K・ヘンドリックス・・・3試合 1勝1敗 ERA2.33
和田 毅・・・3試合 1勝1敗 ERA3.38
残り10試合ぐらいは、登板のチャンスがあるので、この中で生き残って来季の25人枠ロースターを勝ち取って欲しいものです。実績だけがものをいう最高峰のリーグで、奈落の底から這い上げって来たオールドルーキー和田毅にこれからも注目だ。
カブスといえば、もう一人、藤川球児も近々、メジャーにコールアップされるというニュースが入っている。
和田 今季通算成績
防御率 | 試合数 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | 投球回数 | 奪三 | 自責点 |
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3.38 | 3 | 1 | 1 | 0 | 16 | 13 | 0 |