ワールドシリーズ(WS)GAME6は現地時間5日(日本時間6日)、テキサス州ヒューストンのミニッツメイド・パークで行われ、アストロズがフィリーズに4-1で逆転勝ちし、通算4勝2敗として2017年以来、5年ぶり2度目の世界一を果たした。
WS-2022
73歳のベイカー監督が3度目のWS初制覇
106勝でア・リーグ第1シードのアストロズとワイルドカード枠から勝ち上がったナ・リーグ第6シードのフィリーズの対戦で行われた第118回ワールドシリーズは、アストロズが通算4勝2敗として2017年以来、5年ぶり2度目の世界一を果たした。
ア・リーグのチームが勝利するのは2018年のレッドソックス以来4年ぶり。
1点ビハインドの6回1死一、三塁からヨーダン・アルバレスが低めの4シームを捉えて逆転の3ラン。飛距離約137メートルの特大弾だった。
AHHHHHHHHHHHHHH YORDAN HAS DONE IT!!!!!
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) November 6, 2022
HOUSTON IS SHAKING!!! pic.twitter.com/0B2odiUUFZ
先発左腕のフランバー・バルデスは6回を投げ被安打2、失点1、奪三振9の好投だった。
ブルペン陣の奮闘が決め手になったシリーズだったが、7回以降はヘクター・ネリス、ブライアン・アブレイユ、ライアン・プレスリーが1イニングずつ無失点の完璧リレーで勝利を手中にした。
The Astros’ bullpen this postseason, with ranks among 94 teams with 35+ IP from bullpen in a single postseason:
— Sarah Langs (@SlangsOnSports) November 6, 2022
0.83 ERA, lowest
.126 Opp BA, lowest
.215 Opp OBP, lowest
.208 Opp SLG, lowest
0.75 WHIP, lowest
アストロズは、WS史上初の継投によるノーヒットノーランを達成したGAME4から怒涛の3連勝だった。
GAME3では5本塁打を被弾したが、ノーヒットノーラン以降もフィリーズ打線を6安打と3安打に封じ込めた。
この頃からアストロズ得意のデータ解析が功を奏してきたのかもしれない。
フィリーズは6回、1番カイル・シュワバーの右越えソロで先制したが、その裏、5回まで無失点の好投を続けた先発ザック・ウィーラーが一死一、三塁のピンチを招き降板。
2番手の左腕ホセ・アルバラドが痛恨の逆転2ランを左打者のアルバレスから浴びた。
WSシリーズMVPにはルーキーのジェレミー・ペーニャ。リーグチャンピオンシップ(LCS)でもMVPを受賞しておりLCSとWSのダブル受賞はこれで9人目。
今シーズン監督通算2000勝を達成した73歳の名将ダスティ・ベイカー監督にとっては初の世界一となった。
Dusty finally got his #WorldSeries title 🧡 pic.twitter.com/nZSJbEEhDw
— MLB Network (@MLBNetwork) November 6, 2022